夜散歩のススメ

【夜散歩のススメ5ヶ条 :上野タケシ】         01、心の余裕、頭の整理ために歩くべし。         02、なるべく距離を長く歩くべし。            03、昼間と違う世界を見るべし。              04、光を見て、影を見るべし。              05、少しわからない異空間を歩くべし。

タグ:遊廓街

      1115_DSC01
日曜日の夜で店は閉まっていても、人通りが覆い鳩の街通り商店街。鳩の街は、墨田区向島と東向島の境界付近にあった赤線地帯。玉の井に近く東京大空襲で玉の井を焼け出された業者が開業したのが始まりだと。商店街は昭和3年の寺島商栄会から続き、90年近くの歴史を持つ古い商店街。道幅もそのままでスケールがいい。


   1115_DSC02


      1115_DSC04-


      1115_DSC03


  1115_DSC09427_1

「継ぎ接ぎ古民家カフェ 」元は薬局だった古民家カフェ「こぐま」と通りを。その継ぎ接ぎぶりがカッコいい。(住所:東京都墨田区東向島1丁目23−14)

   1115_DSC09362_1
柳澤(何の店か、個人名かわからない)の木製サッシ。塗装補修されているが、とてもいい木製サッシ。(住所:東京都墨田区向島5丁目48-6近辺)

   0529_DSC04291_1
川越蔵造り中心の一番街通りの先(北方向)、札の辻交差点をすぎると、保存地域ではないエリアとなる。そこはそれでいい感じに寂れて、かつて栄えた通りがそのま残っている。ここ芸者横丁(弁天横丁)もそう。

      0529_DSC04301_1
かつてこの横丁には芸者の置屋があったようだ。それにしてもこの横丁の道の曲がりと町並みなんともいい感じだ。(住所:埼玉県川越市元町1丁目14−7 近辺)

2018年7月の写真
   0816_DSC05570_01

0816_DSC05572_1

  1106_DSC03866_1
台東区千束4丁目にあった新吉原跡。今はソープ街になってしまったが、このエリアにはまだポツポツと「カフェー建築」が残っている。この「旧屋号プリンセス」は特にコーナーのデザインが秀逸だ。2階の角と1階の円の立体的なズレの収まりがお見事。客引きのために目立つデザインとコストもあり抑制されたモダンデザインの融合が、不思議な心地よさをもったデザインとなっている。(住所:東京都台東区千束4丁目15−1近辺)

カフェー(風俗営業):日本で20世紀前半に流行した風俗営業の一業態。古くは特殊喫茶、社交喫茶ともいう。そのため風俗営業ではないのを純喫茶と呼ぶようになった。カフェ―建築とはその時代の風俗営業の建物で、バルコニーと独特のモダンな外観のものたちをいう。

      0928_DSC01527_1
横浜の伊勢佐木モールと鎌倉街道の間にある曙町の通称 親不孝通り。伊勢崎町からこのあたりまでくると、周囲は風俗店ばかりになる。その真っ只中にある脇道、昔だったら本当に不幸になりそうな香りがのこっている、めずらしい路地だ。(住所:神奈川県横浜市中区曙町3丁目32近辺)

0902_DSC01536_1
横浜の伊勢佐木モールと鎌倉街道の間にある曙町の通称 親不孝通り。今の飲食店と風俗街で、歩いていると呼び込み攻撃にあう。それを無視して板東駅、黄金町駅の方にいくと、刺青師「横浜彫こう」が入っている遊郭建築。内部がどうなっているがわからないが、なかなかカッコウいい。新しい風俗建物なか際立っている。(住所:神奈川県横浜市中区伊勢佐木町6丁目136近辺)

0304_DSC01900_1
間口2m足らずの店先、通称「ちょんの間」。戦後の混乱期から、全国の歓楽街にできた風俗店で、「ちょっとの間で事を済ます」という意味が有力らしい。

 0304_DSC01900_2
建物の外見は飲屋や小料理屋に装っているが、間口の具合でわかってしまう。我々建築家的には「ちょっとの間口」という意味にしてもいい具合だ。現在は一掃されてその後に、バーなどの飲屋やスナックになっているが、空家も多い。

  0304_DSC01900_3
全盛期をしらない私だか、大岡川と道路に面する所など、こんなオープンな所で営業していたのかと、かつての凄さがわかる。(住所:神奈川県横浜市中区黄金町1、2丁目近辺)

↑このページのトップヘ