夜散歩のススメ

【夜散歩のススメ5ヶ条 :上野タケシ】         01、心の余裕、頭の整理ために歩くべし。         02、なるべく距離を長く歩くべし。            03、昼間と違う世界を見るべし。              04、光を見て、影を見るべし。              05、少しわからない異空間を歩くべし。

タグ:神奈川ビルさんぽ

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夜の河原団地に行ってきた。建築の歴史でも出てくる建物だが、やはり団地マニアの人達の話が面白く行きたくなった。やはり逆Y型住棟の中側の吹き抜けも凄いが、この下部がセットバックした外壁面が気になった。

窓と壁とのバランスが違う。みえる窓の比率が少ない、上部もそうさがわりと部屋の中がみずらい。ゆえに中の人もあまりカーテンを閉め切らなくてもいい感じで、ところどころ光りが漏れている。その漏れる色が実はとっても多彩な色であることが写真にして判った。



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   (設計:大谷幸夫 住所:神奈川県川崎市幸区河原町1近辺)

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多摩川土手近くにある県公社戸手団地。そのグラフィカルな改装がいい。

台形デザインの使い方がいい。


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賛否はあるだろうが、こういった色分けは失敗例が多いなか、いい解決案のような気がする。


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長手方向はストライプで短手方向の側面がこんな感じだ。
(住所:神奈川県川崎市幸区戸手4丁目3)

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横浜の福富町には、不思議と駐車場が多い。建物がなくなり駐車場になり、この「福仲ビル」の裏側がみえる。表は特徴的な庇のメイン通り、裏は駐車場がなければ見えないところ。左右の階段塔の間のセットバック部分の増築姿も色合いもカッコいい。それでも最も面白いのは、実はシンメトリーで左の白色と右の黄色が面する道によって違うところ。裏側って面白い。(住所:神奈川県横浜市中区福富町仲通38の駐車場から)

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横浜駅の西側、駅近く商業地域であれているが、新田間川の水路がある。夏のころの写真だが、この水の景、ビルとセットでなかなかのすばらしい風景、すばらしいヌケだったりする。しかしどのビルも水路方向に開いていない、もったいない。(住所:神奈川県横浜市西区南幸1丁目5−30)

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この町には何か惹かれる匂いがある。なかでもこの通りの雰囲気は日本ではない。福富町西通、福富町仲通、福富町東通の3つのエリアの真ん中を貫く道路。

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その通りある不思議な庇、反りあがった片持ち屋根で柱がない。構造的な意味もあるかどうかわからないが、あまりみかけないデザインでもある。戦後のアメリカ軍のかまぼこ兵舎から、その後の歓楽街、風俗街という歴史からか、なかなかイカガワしくていい感じだ。10年前よりは安全になった感じだが、パワーのある町でもある。(住所:神奈川県横浜市中区福富町仲通3−4近辺)

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刑事ものドラマをみているとよく出てくる都橋商店街。大岡川の緩やかなカーブに沿って建てられた長屋風の飲み屋街である。川からの風景がいい。川側の2階は全部通路になっていてるが、1階は各お店が川に面している、そのお店も以前にくらべて、ガラス面が大きくなり川がみえるようになっていていい感じだ。

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道路側の2階の開口部は格子、間に看板と統一されていて、長いカーブは街並みをつくる。よく見ると一階の置き看板も統一されているかのように綺麗に並んでいる。

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ここは1964年の東京オリンピック開催時に、野毛本通りの街並みを美しくするために、露店・屋台を取り込んだ長屋風の飲み屋街。ここも「ハーモニカ横丁とも呼ばれている。(住所:神奈川県横浜市中区宮川町1丁目11の向かい側)


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