夜散歩のススメ

【夜散歩のススメ5ヶ条 :上野タケシ】         01、心の余裕、頭の整理ために歩くべし。         02、なるべく距離を長く歩くべし。            03、昼間と違う世界を見るべし。              04、光を見て、影を見るべし。              05、少しわからない異空間を歩くべし。

タグ:水窪川暗渠

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新大塚駅近くにあるここ、やはり美しい。何度か撮っているがいい。下がった目線で路地を、格子からもれる光の四角が石に落ちる。

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(住所:東京都豊島区東池袋5丁目52−15近辺)

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小日向の台地をあがる鼠坂。ゆるやかだが高低差約16mだからマンションで5階分以上あがる。休む平な面もない、だから階段を作ったのだろう。雨の夜はこの階段部分が濃い影となり、グラフィカルにとても美しい、まるで模様のようだ。雨は違った見せ方を気づかせてくれる。


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階段上部途中から眺める谷間の風景もとてもいい。幹線道路には中高層のビルが立ち並びその間の谷間を不思議に強調する。(住所:東京都文京区音羽1丁目10−10近辺)

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大塚5丁目エリア、大塚坂下通りから水窪川暗渠に入ったところ。新大塚駅に向かう坂を上るあたりまで、ここの景観はとてもオモシロイ。

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水窪川の跡の谷に、高台を走る国道254号に建つ高層ビルが迫ってくる景観だ。

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水窪川暗渠の細い路地を抜けると、高台の建物が迫ってくる。ガードレールのある坂を左に上がると新大塚駅。

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路地だけを見ていると、蛇行の川跡。

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上を見上げると、高い建物が迫っていて、都市的なスケールな不思議な街並を作り出す。

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宮崎アニメ映画ででてくる、ヨーロッパの街並のような構造を持っている。

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これも東京という不思議な都市の一つの魅力。(住所:東京都文京区大塚5丁目4−4近辺)

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右の水窪川暗渠道と左の階段が正反対の曲がり。そこに取り残された、真ん中の住宅とそのアプローチ階段がとても象徴的になる。この暗渠道で一番好きな風景だったりする。(住所:東京都文京区大塚6丁目15−15近辺)

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さらに下った所も蛇行していて、いい風景が多い。なかでもこの曲がりとトタン駐車場建物の関係がいい。1階は道と関係で斜めで、2階とズレるこの立体的形態が美しい。(住所:東京都文京区大塚5丁目13−11近辺)

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水窪川暗渠の斜面にある大塚坂下公園。どういう経緯でできた公園かわからないが、斜面の公園。夜は下の方から入れるが上の方は扉がしまっていて通り抜けできない。とどまる場所が少なくただ歩くだけの、ぐるぐる道。但し景色は綺麗、谷間が見える。向こうの高い建物が建っているのが春日通り。(住所:東京都文京区大塚6丁目14−1近辺)

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松本泰生さんの本「東京の階段」p55にもでてくる「大塚の扇型アプローチ」階段。東京にある特異な階段の中でも、形態的にはナンバーワンと言え階段だ。何度かここに来ているが上から見た方が形が判るが、夜は照明の関係で下からみたほうがカッコいい。この階段の囲んでいる感じやその上に建つ建物の姿が凄い。階段は右側を上がるが、左側にも上がれる。左側は小路で抜けられる。さすがに夜はここで止まって、先には行けない。それでも上から降りてくる人がいる、地元の人でしか通れない小路といった感じだ。

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(住所:東京都文京区大塚5丁目近辺)

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かつて水窪川があった暗渠道。道幅の狭さやスケール感がとてもいい。その暗渠道と様々な景観を。水窪川の暗渠とその脇にある富士山広場。そこに水の流れみたいな水路がある。夜なので水は流れていないが、形で水の流れがみえる。横の暗渠道の流れと比べると面白い。(住所:東京都豊島区東池袋5丁目30−5近辺)

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ここ新大塚駅の近くの路地、後ろは春日通りが通り、前方は階段を降りて水窪川の暗渠があるところ。幾つかの路地が通っており、それがまた狭い、しかも石畳、そこに古い民家の格子、しかも光りの漏れ方がとても美しい。これほど揃うことも珍しい、まさかココでという感じだ。

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この狭い路地もとてもいい。まずは入り口の階段から。知らないとなかなか入れない。

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入ると路地は石畳でいい感じの狭い空間が続く。

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さらに行くとまた階段がある、この階段もいい。格子の建物はその先にある。(住所:東京都豊島区東池袋5丁目52−15近辺)

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音羽崖の風景は凄い。水窪川暗渠を南下すると今宮神社越えたあたり、特にこの辺がカッコいい。擁壁だけじゃなくてその上の建物の形状、スカイラインがとってもカッコイイ。(住所:東京都文京区小日向2丁目21−6近辺)

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細い水窪川暗渠道を抜けると見えてくるスロープのガードレール。外灯の光りが反射して白色の存在感がオブジェみたいだ。新大塚の駅近くは、高低差があり上には春日通り、下は水窪川暗渠、その間に高いビルが建つ面白いエリア。その始まりのガードレールだったりする。(住所:東京都文京区大塚5丁目8−4近辺)

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音羽の近く、水窪川暗渠に接するこの擁壁、水の漏れ方がかなりあやしい。コンクリ、間知石に限らず擁壁は土圧だけじゃなく、実はたまった水をちゃんと出さないと危ない。だから擁壁には排水口をつけることが義務づけられている。この擁壁、古くてカッコいいがコンクリの継ぎ目から水がたらたら、中の鉄筋は大丈夫か。災害番組をみて少し考えてしまう。(住所:東京都文京区大塚1丁目11−14近辺)

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水窪川の暗渠は幅も狭くいい雰囲気のところが多い。ここはさらに右に日向台の段差があり、そこの樹木が低地の樹木とくっついて緑のトンネルとなっている。なかなか珍しく潜るのが楽しい。(住所:東京都文京区大塚1丁目11−8近辺)

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建物の横顔はオモシロイ。隣が駐車場になると顔を表す。音羽の大通りから入ったところにある「やきとん呑喜家」の横顔。サッシュや窓のパッチワークぶりが凄い、3階部分の増築屋根の線も複雑だ。後ろの白い複雑な建物のアシストもあり、尚一層、複雑な建物にみえる。(住所:東京都文京区音羽2丁目1−9)


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夜の水窪川暗渠を歩く。本当はその台地というか高低差があるところを行くつもりだった。しかしオモシロイところがありすぎて目的を忘れ、池袋から神田川まで行ってしまった。そのうちの一つ真ん中にある電柱。多分、右の建物が建つ時に下がったので、取り残されたのだろう。なんだかとっても見慣れない風景になっている。この不可解さがたまらない。

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別の日(2015年7月10日)の同じとろこの反対側からの写真。頭上の紫陽花がとても美しい。青紫の色に照明のオレンジ、赤いコーンの対比が美しい世界を作り出す。(住所:東京都豊島区東池袋5丁目24−14近辺)

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水窪川暗渠と崖のような擁壁が続くこのあたり、家の建てる位置が擁壁に近い。バルコニーが敷地いっぱいに、そして一層高くみえる。

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まるで空を飛ぶスカイバルコニー、ここから下を覗くと怖そうだ。妙に細い柱が鳥取県三仏寺の投入堂みたいな感じだったりする。(住所:東京都文京区大塚1丁目11−4近辺)

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元小石川村で幕府の薬園があって、薬園移転後に町家ができた所。大塚三丁目交差点から護国寺へ下る富士見坂の坂下の北側にある町なので「坂下町」という。幾つかいい風景階段と建物がある。写真の一番下の擁壁はいったい何層積みと言うぐらいに様々な表情がある。

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谷町ということもあって戦災からのがれ古い民家がのこっている。高低差のある地形ということもあり、いじれないいい感じのいい擁壁や街並みが残っている。
 

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階段の上は尾根道である春日通り(川越街道)、そういった位置関係もわかると尚一層坂町を楽しめる。(住所:東京都文京区大塚5丁目6と7エリア)

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