夜散歩のススメ

【夜散歩のススメ5ヶ条 :上野タケシ】         01、心の余裕、頭の整理ために歩くべし。         02、なるべく距離を長く歩くべし。            03、昼間と違う世界を見るべし。              04、光を見て、影を見るべし。              05、少しわからない異空間を歩くべし。

タグ:段差

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ゼロメートル地帯の江戸川区には珍しい段差の崖地がある。土手の高さが残ったのか、盛ったわからない。周囲と比べると珍しい高さの住宅地。繋ぐ階段スロープも豪快、スロープは2往復だから長い、高さの違いによる風景の見え方もいい。

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(住所:東京都江戸川区平井7丁目34−34近辺)

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枕詞のように黒澤明の『羅生門』のモデルになったと言われる聖将山東郷寺。山門は設計者は伊東忠太で、平坦な都よりも段差がキツイ。府中崖線の段丘段差により境界がつくられていた。あがった上から眺める崖線下の風景もいい。

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(住所:東京都府中市清水が丘3丁目40−10近辺)

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旧東海道品川宿の建物のあいだ階段、旧海岸縁の段差にある階段。路地階段としても面白い。路地と周辺の建物要素や色も豊かでいい。旧東海道と反対側から入って、旧東海道にぬけるのもいい。

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(住所:東京都品川区北品川1丁目30−23近辺)

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東急大井線神明駅の北東側にある古戸越川跡の暗渠路地。片側はしながわ中央公園で擁壁が新しく整備され、反対側の古い民家風景との対比がいい。入口出口の階段口もいい。

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(住所:東京都品川区西品川1丁目28−22、15近辺)

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雑司ヶ谷の高低差、段差下に建つ2軒のほぼ平家。2軒の屋根の色が同じで繋がっても見える多重屋根の家。反対側からみると1軒は段差上からの駐車場。奥の家は緑色トタンの2階部分もいい。

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(住所:東京都豊島区雑司が谷近辺)

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松が丘の五差路、妙世寺川の侵食台地の段差のところ。五差路の南側道路からくると4つに分かれる道に、西側高低差の段差が加わり面白い交差点。北側からの高い所から見る風景もいい。

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(住所:東京都中野区松が丘1丁目23−1近辺)

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麹町3丁目に階段がある段差、崖地がある。駐車場の存在で崖地がよく見える。その上に立つ赤い建物。シンプルな立体で崖地の立ち姿がいい。

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(住所:東京都千代田区麹町3丁目4-2近辺)

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淡島通りのスロープで隣地との間に高低差にできたところの4階建てのビル。スロープ道路からだと地上2階、地下2階、段差にうまい具合にあ螺旋階段が収まっている。地下は影で見えない感じがいい。

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(住所:東京都目黒区大橋2丁目5−2近辺)

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人込みを避けての夜散歩。神泉駅すぐのトンネル上の駐車場からみる神泉の谷。建物が埋まっているので崖線が横からみえる。駅前の白いビルの立ち姿もいい。(住所:東京都渋谷区円山町17-3近辺)

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千住桜木にもある段差土手長屋。しかも看板建築でお店のデザイン。その並び建つ立ち姿がいい。街灯り、車の灯りを拾ってファサードも美しく変わる。

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(住所:東京都足立区千住桜木2丁目8-3近辺)

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旧東海道、夜行く時間帯は店は閉まっている両側のお店。シャッター締まった先の扉があいている。この先に段差のあるいい感じの階段路地がある。少し覗くと生活の音が聞こえる、いつもここまで。そしてやっとピンボケせず撮れたところ。

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(住所:東京都品川区北品川1丁目近辺)

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石神井川の豊島弁財天支流暗渠、プラス段差風景は面白い。昔の名残か数段の鉄骨階段が擁壁から出る風景。連なると圧巻、オモシロイ風景に。

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(住所:東京都練馬区練馬2近辺)

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多摩川の西側、あきる野市草花の段差約20mの丘陵から反対側の羽村の町をみる。河の流れで綺麗に削らたヘリ際に、オレンジライトに照らさられた直線道路が気持ちいい。多摩川や緑、その先の羽村の町並み、道路の水平線と横に伸びる。(住所:東京都あきる野市草花1883−14近辺)

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人工地盤の公園「宮下公園」、原宿から渋谷への通り道にここを通る。なかなか好きなコースだ。その上からの景色、下は渋谷川の暗渠。その間に色とりどりな屋根がある。。(住所:東京都渋谷区渋谷1丁目24−4 近辺)

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渋谷駅近く方面、階段を下りて、線路とビル群が見えるところ、左の木の裏がのんべい横丁がある。渋谷駅に近くなり、静から動に変わるところでもある。(住所:東京都渋谷区渋谷1丁目24−8 近辺)

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山手線の中ではマイナーだが大塚駅周辺は面白い。なによ
りも路面電車が絡むのは29駅の中でここだけだ。駅前ロータリーの坂、道、線路が交差する、さらに排水勾配が絡み不思議なうねりを作り出す。この動きと線の構成が素敵だ。(住所:東京都豊島区南大塚3丁目55−1近辺)

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北千住宿場町通りには無数の脇路地が存在する。通りに直角に接して左右に約100mの小道が続く。そのなかでこの路地は真ん中に縁石が続いている。


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珍しい、狭い路地のさらに真ん中は何故か?先に進むと少し解明できる。先は段差になっていて、昔の排水溝跡なのかもしれない。

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おそらくその後に通路になったのだろう。なかなか興味深い。(住所:東京都足立区千住4丁目24近辺)

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2015年未年賀正、今年もよろしくお願いします。今年はこんな感じでいきたいと思います。

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写真は、所沢市の旧商店街にある錦糸商「井筒屋」の併用住宅(秋田家)の建物。塀は地盤が悪く傾いているようにみえるが、もともと下がった地形にあわせて作った珍しい塀。(住所:埼玉県所沢市寿町29 -7近辺)


正面はこちらを。

夜散歩のススメ302「横に伸びる格子戸、旧井筒屋(秋田家)」

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普通の人はここを見ないだろう、神田明神の東側駐車場の先、ネットフェンスの切れる所。ここから覗くと、そこには高低差があり本郷台地を感じさせる。拝殿や隨神門に目を奪われているが、江戸時代の神田明神の名所は、こちらの台地の境から低地風景を眺める風景だった。

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高層ビルの展望台の高さに比べると微高なところだが、風景はなかなかなものだったりする。(住所:東京都千代田区外神田2−16−2)

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台地の段差がある所に庭園がある場合が多い。高低差のある台地と低地の断層から水が湧き、池が作りやすいこともある。この文京区の須藤公園は江戸時代の加賀藩の支藩大聖寺藩主、松平備後守が屋敷の大名庭園を作ったとある。その後に色々持ち主も庭園も変わりこんな公園になった。

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神池神島、弁天島に赤い橋が加わり、縁にはパーゴラとかなりバラバラだ。しかし夜はよけいなものが見えず、この庭園と地形、囲まれた感じがよくわかる。そしてそれがとても美しい。(住所:東京都文京区千駄木3−4)

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駒込駅から少しいったところにある、緩やかで公園のような階段だが、公園ではない。階段幅が広いだけじゃなくて、周囲の家の緑が多かったり、隣接のヨウ壁がりっぱだったりするからか。緩やかな空間で途中の踊り場からも視線が広がる。(住所:東京都豊島区駒込1丁目21−17近辺)

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