夜散歩のススメ

【夜散歩のススメ5ヶ条 :上野タケシ】         01、心の余裕、頭の整理ために歩くべし。         02、なるべく距離を長く歩くべし。            03、昼間と違う世界を見るべし。              04、光を見て、影を見るべし。              05、少しわからない異空間を歩くべし。

2021年02月

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調べると休業中とでてくる玉の湯。手前のランドリーの灯りはついている。ランドリーの片流れ屋根と銭湯前のピンクの斜め壁もあり、空間がこちらに広がってくるようだ。

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(住所:東京都荒川区東日暮里6丁目40−20近辺)

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思わず出くわした西品川1丁目、西の台公園脇の階段。踊り場で3つに分かれる階段で、公園に沿って左に曲がってゆく。それぞれ斜め線が生きて動きがある階段。公園の斜め折れ曲がり塀、反対側の鉄骨階段もあって、様々な方向に動きが見られる。

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(住所:東京都品川区西品川1丁目5−8近辺)

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神田駅周辺をなんとなく回っていても出くわすところ。ガード下で角度ある道路で三角地帯になっているカド。中に通路があり反対側のアーチは古く、徐々に補強して姿が変わりつつある。左と右の灯りが赤と青で分かれてる、色でも境界を作っている。

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(住所:東京都千代田区鍛冶町2丁目14−7 )

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人形町、旧吉原のなごり大門通りの交差点。両側の建物の表情が良かった。看板長屋建築に、様式が混じる和風カド建築。真ん中で見るより、斜めから両方をなめる感じがいい。

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(住所:東京都中央区日本橋人形町2丁目8−5近辺)
※人形町の旧吉原は明暦3年(1657年)の大火、振袖火事でほとんどが焼失。営業は40年くらいで浅草に移転。

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新井薬師前駅と中野駅のほぼ真ん中にある薬師あいロード。北から南へ、緩やかに蛇行する商店街、先が見えない。緩やかながら反対にまがっていくのもわかる、流れる通り。補修中の道路が意図的な文字のようにも見えて良い。

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(住所:東京都中野区新井1丁目29−9近辺)

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東京人3月号特集「階段で歩く東京の凸凹」でも取り上げた国分寺のY字階段。台地地形と街区のずれから生まれ階段。セットのようで美しい。下からの見上げがいいが、上からの見下げカットもなかなか。遠景に国分寺駅周辺のビル群が見え、地形を感じられる。左右の階段はいがいと長く、それぞれ住戸にアプローチでき、さまざまな見え方がある階段。

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(住所:東京都国分寺市南町2丁目7−12近辺)

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目白台地にあるこれも階段、痕跡階段。斜め擁壁にあわせてあったアプローチ階段をブロックで塞いだ。ブロック塀を垂直に合わせたため、斜めにパースのついた階段が少しのこって面白いカタチに。

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(住所:東京都文京区関口3丁目近辺)

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高低差ある地形で暗渠道と平行で高い道路があり、そこを結ぶ路地。高い道路を彫り込む階段。路地から少し曲がっている、さらに斜め影が落ちて、路地越しにみるとより斜めの階段にみえる。

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(住所:東京都板橋区赤塚1丁目31近辺)

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神田駅周辺、緊急事態下の20時過ぎは、24時近くや休日の街とも違う明暗が入り混じり。建物が、路地が、いい表情になる。たこ焼き飲食店のタコ壁画とコーナー入口の古いビルが向い合い、間の路地の明暗に惹かれる。

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(住所:東京都千代田区内神田3丁目18−7近辺)

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梶谷津川赤塚1丁目支流の暗渠道。谷地にあり、暗渠道にも斜面や階段もあるところ。中間部に長い大谷石擁壁があり、大きな排水管が両端に。上はどうも農家の大きな土地のようだ。狭い路地なのに縁台が面している家もあり、いい通りだ。

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(住所:東京都板橋区赤塚1丁目近辺)

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2月3日発売の東京人3月号特集「階段で歩く東京の凸凹」に「夜散歩の階段」を書きました。松本泰生さん、皆川典久さん、山崎俊輔さん、小林政能さん、吉村生さんと知り合いも、それぞれの視点で階段づくしで、圧巻でごさいます。特集の一番最後に4P、他とかぶらないように、23区以外の多摩地区の階段にしぼりました。よろしければご覧ください。
東京人 2021年3月号 特集「階段で歩く 東京の凸凹」

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東海道新幹線と横須賀線のガード下の第二北三ツ木架道橋。地形によりガードの高さが変わるこの辺りで、低地で背丈が高く。低い位置にある白地の壁画に光が回り、ガード部分は金属部分が光り、後は闇に紛れ少し幻想的に。(住所:東京都品川区西品川2丁目14−13近辺)

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日野台地を削るJRの中央線日野駅のホーム。右に行くとそのまま台地を削るところ。台地斜面に緑地が残っていてその隙間にホームの明かり、その向こう遠景に繋がる街灯りがみえる。

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(住所:東京都日野市大坂上1丁目25−1近辺)

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