夜散歩のススメ

【夜散歩のススメ5ヶ条 :上野タケシ】         01、心の余裕、頭の整理ために歩くべし。         02、なるべく距離を長く歩くべし。            03、昼間と違う世界を見るべし。              04、光を見て、影を見るべし。              05、少しわからない異空間を歩くべし。

2015年11月

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旧陸軍立川飛行場があり慰安施設として映画館キネマ立川が建てられ、賑わう繁華街だった時代もあったシネマ通り。旧遊廓街でもあったようで、周辺にもそれらしい建物あるが、いまは住宅地と融合、帰り道にはいい感じの通り。

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(住所:東京都立川市曙町2丁目31−5近辺)

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ジャンクション構造体の大半が隅田川の上にある両国ジャンクション。ここで6号向島線と7号小松川線に分かれる。川の上の道路の流れが美しい。よく見ると上を行く7号小松川線が下の6号向島線を吊っているところがある。照明の色と橋の色の組み合わせで多彩な色に見えるのもここの面白いところ。(住所:東京都墨田区千歳1丁目1−1近辺)

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わずかな曲りだが、街並み商店街的には魅力が倍増する蒲田駅西口にあるバーボンロード。片側は東急池上線高架下の飲屋、日曜日で閉まっていた店が多かったが、街の光がクの字に曲がった先の表情をうまく引き出す。

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(住所:東京都大田区西蒲田7丁目70−1近辺)

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赤羽飲み屋街の三件目にいったお店「赤羽トロ函」。魚を入れるトロ箱を分解して内装に使っていた。これがなかなか良かった。わざとズラしたり、天井にもつかっていたりと。

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(住所:東京都北区赤羽1−17-7の向かい側のほうのお店)

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古戸越川跡にできた長い商店街の戸越銀座。その下流にある三ツ木通り商店街。横須賀線と東海道新幹線のガードから戸越銀座まで上がってみる。緩やかに上がっている道、蛇行しながらなかなかいい景色だ。商店は少ないものの、街並みの形に商店街が見える。やがて戸越銀座の看板がみえる。その先から世界は変わる。

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(住所:東京都品川区西品川2丁目4−8近辺)

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西武線で通っていたが、あまり降りたことがなかった野方駅。その野方駅近くにものすごい「野方文化マーケット」が残されている。文化マーケットいう時代を感じさせる名前だが、表の通りから全景を合成してみる。二つの通路があり、その脇に店舗。背丈も比較的高いし、どんどん増築でだんだん集落化していて、一つの世界をつくりだしている。

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内部通路の交差点。Y字路でもあるが、交差するのは通路だけじゃない、天井の形が複雑に重なりあう。ところどころの透明トタンもその複雑さを生んでいる。表通り以外の店はほぼ閉まっている感じだが、置き忘れた郷愁感も複雑に絡んで美しい。

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(住所:東京都中野区野方5丁目30-5近辺)

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代々木上原にあるモスク(回教寺院)、東京ジャーミイ・トルコ文化センター。夜の月にミナレット(尖塔)が届きそうだった。太陽よりも月がよく似合う。それにしても東京に見えないなこの風景。(住所:東京都渋谷区大山町1−19)

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新宿で都電軌道跡地を利用した緑道「四季の路」。周囲の歌舞伎町とは少し違った雰囲気だったりする。この緑道の植栽を越えてアプローチするおばんさい屋「茶茶花」。お店もいいがアプローチで一挙にやられる。外壁が黒いガラスから白い壁にかわり存在が見える。この四季の路もここから植栽の上を桟橋で渡っていく感じになる。同じ緑道での変化、地形の変化なのか?歩いていても気分も変わるところ。

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(住所:東京都新宿区歌舞伎町1丁目1−1)

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箱崎ジャンクションの分岐地点の手前、高速道路のガードの梁にブリッチが吊られている。梁の間にうまく歩道橋ブリッチ部分が収まる。直線の照明も綺麗でコの字天井が面白い、どこかSFチックな雰囲気もある。

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(住所:東京都中央区日本橋箱崎町22−1近辺)

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伸びる車路がまるで千手観音みたいな箱崎ジャンクション、やはり凄い。何枚か繋げてやっとできた写真。すででに東京のジャンクションの聖地みたいなところ。東京の狭いところにうまく、無理やり作ったジャンクションは時に面白い形を表す。

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(住所:東京都中央区日本橋箱崎町22−1近辺)

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東武の貨物駅跡地に建てられた、東京スカイツリー。その北、東側には東武鉄道の留置線が残されている。主に特急車両の折り返し整備、通勤車両の滞泊ためのようだが、スカイツリーと電車の対比はなかなか美しい。なんとなくもともと我々の場所だよと言っているように見えてくる。(住所: 東京都墨田区押上2丁目26−12近辺)

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渋谷の井之頭通り、ここにも渋谷センター街の看板が。もう一本南側だけだと思ったいたが。普段なら写真を撮りたいと思わないところ。ところが雨にぬれたカーブの路面があまりに美しく、川のように見えたから。それもそのはず、ここは宇田川の暗渠だった。(住所:東京都渋谷区宇田川町17−2近辺)

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目白台地にある坂「胸突坂」、坂下西に水神社(神田上水の守護神)があり。「胸を突くようにしなければ上れない、急な坂だった」のでこのような名前のになった説明。下からは細く暗い坂のように見えるが、上にいくと思いのほか広がりがある。谷底に見える街並の明かりも綺麗だったりする。

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(住所:東京都文京区関口2丁目11−17近辺)

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円山町に道玄坂から神泉駅のほうに降りてくる階段がある。幅が広くかつ階段蹴上低い。段数の割に勾配がはゆるい階段だが、この階段の段板表情がとてもいい。両脇に側溝があり、そこを渡るように石がかかっている風景もここならでは。

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(住所:東京都東京都渋谷区円山町22−1近辺)

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日曜日の夜で店は閉まっていても、人通りが覆い鳩の街通り商店街。鳩の街は、墨田区向島と東向島の境界付近にあった赤線地帯。玉の井に近く東京大空襲で玉の井を焼け出された業者が開業したのが始まりだと。商店街は昭和3年の寺島商栄会から続き、90年近くの歴史を持つ古い商店街。道幅もそのままでスケールがいい。


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「継ぎ接ぎ古民家カフェ 」元は薬局だった古民家カフェ「こぐま」と通りを。その継ぎ接ぎぶりがカッコいい。(住所:東京都墨田区東向島1丁目23−14)

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柳澤(何の店か、個人名かわからない)の木製サッシ。塗装補修されているが、とてもいい木製サッシ。(住所:東京都墨田区向島5丁目48-6近辺)

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高田の馬場駅から近く、早稲田通りを一本入ったところにある「山手卓球場」。こんな駅近に卓球場があることに驚く。内装の古い木製合板に卓球台が4台、男女一組が卓球していた。窓も大きめで覗けるのもいいが、隅切り入口からもよく見える。その隅切りの角に、電柱や看板が立っているのも不思議ではあるが。あとで、テレビアニメ「ピンポン(原作:松本大洋)」のモデルになったようだと教えて頂いた。(住所:東京都新宿区高田馬場3-3-22)

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新大久保駅の駅前、山手線ガードを潜った所から世界は変わる。照明がネオン色になる、ここを境にそういった雰囲気になる。時にガード下は街の入口になる。(住所:東京都新宿区百人町1丁目10−15)

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風林会館ビルの前、新宿センター街があるエリア一角は面白い。空間的には今や新宿で一番のディープエリアだったりする。少しズレた十字路地があり、抜けられるが、上部では建物がくっついているし、増築度合もすごい。この日ちょうど中華料理の上海小吃まえで撮影をしていた。何の撮影か、とても日本には見えない風景がそこにあった。

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 (住所:東京都新宿区歌舞伎町1−3−10近辺)

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11月の夕日、綺麗だけじゃなくて、住宅の壁や、車に映り込む光が美しい。家と家の隙間からみる国分寺崖線の段差風景。夕日が似合う場所でもある。

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(住所:東京都調布市若葉町1丁目22近辺)

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ゴールデン街の南側から3本目の通り「花園一番街」。何度も撮って失敗しているが、月曜日だからか手前は看板に明かりなく、向こう側が光っている。この光の効果か、なんだかとってもいい感じの陰影が出てしまった。影とか黒色にも色々な段階がある、まるで夜の新宿の顔がでているようだ。(住所:東京都新宿区歌舞伎町1丁目1−9近辺)

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