夜散歩のススメ

【夜散歩のススメ5ヶ条 :上野タケシ】         01、心の余裕、頭の整理ために歩くべし。         02、なるべく距離を長く歩くべし。            03、昼間と違う世界を見るべし。              04、光を見て、影を見るべし。              05、少しわからない異空間を歩くべし。

2015年07月

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五反田駅から桜田通りを北東に少しいったところに、小さなイイ谷があり、景色もいい。向こうに見える台地には畠山記念館が建っている。階段の上もややプライベート的な空間のため人も少ない。写真を撮っている隣の建物からの人と顔が合う。意外と東京では少ないがそれくらい外に開かれた場所ともいえる。(住所:東京都品川区東五反田4丁目6−13近辺)

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初音小路にある「たむら」の格子窓の造花しつらえ。屋根付き小路で木製建具が美しいこともあるが、造花の配置バランスが美しい。モノの見せ方っていろいろあるな〜。この見せ方なかなかである。

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この木造アーケードとショーケースの取り合いもとてもいい。(住所:東京都台東区谷中7丁目18−13近辺)


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夜、光る展示が美しい「トーキョーバイクギャラリー谷中」。古い酒屋を利用した自転車屋さん、よく見ると真ん中に杉玉がみえる。2階建てで低いガラス戸が横に伸びるバランス。谷中にはこういったセンスのいい店がある。(住所:東京都台東区谷中4丁目2)



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もう廃業だが、三田一丁目にある小山湯。その夜の表情がとてもいい。その脇にある三田の高台に上がる階段がある。脇がせまく、写真では大した段差に見えないが、なかなかの高低差がある。階段の中央踊り場からみえる景色もなかなか。この上かあだけは昔の街のカタチがみえる。


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(住所:東京都港区三田1丁目11近辺)

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Y字路ならずΨ字路だ。Y字路の真ん中に暗渠が付け足された。それにしてもいろんな要素満載だ。右側道路は登り坂、左側はやや登り坂、真ん中暗渠は階段で2,3段下がったレベル。取り残された建物の孤高感も凄い。(住所:東京都新宿区中落合2丁目11−27近辺)


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壁画がある「こども造形教室・絵画教室、代々木公園アートスタジオ」、ここもいい分かれ道。たまにくると壁画が変わっていたり、綺麗になっていたりする。この日は絵よりもその地の白さが際立って、分かれ道の真ん中をさらに際立たせていた。(住所:東京都渋谷区富ヶ谷1丁目6−14

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夜散歩していると、ああここいい分かれ道だな〜と思うところが幾つかある。ここは何年か前にスリバチフィールドワークで通ったところでもあるし、右側の道が三田用水跡だったりという場所。今里地蔵尊が分かれ道にあり、右の道が少し下がっていて遠くの景色がみえる。左右の道の光りで、真ん中の今里地蔵尊が浮かびあがる。イイ分かれ道、面白い。(住所:東京都港区白金台3丁目12−21)

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気がついたのはアパートの入口、メッシュの鉄扉、かなり珍しい形だ。上に大黒湯アパートとある。グルッと回ってみてビックリ、大黒湯について増築のようにあるアパートだ。面白いのは入口だけじゃなかった。夕方で光りがなく暗い一角、住んでいるの人いるかいないか判らない。銭湯は週3日やっているようだ。どういった構成になっているのか中に入ってみたい。昼間に外からでも再チャレンジだな。


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(住所:東京都新宿区早稲田町83エリア)
(その後、取り壊しになりました。)

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日暮里駅を南下したところにある芋坂跨線橋。この跨線橋の柱脚が美しい細さのY字型だ。細い分6重の柱脚となっている、この線の重なり具合もいい。(住所:東京都荒川区東日暮里5丁目54−1近辺)


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どうこれ、美しくない。場所は元麻布のお屋敷街。低い勝手口に惹かれた、その後この(たぶん石張り)塀に目を奪われる。なかなかこういった石割りは珍しい。細胞のようにも見えてくる。(住所:東京都港区元麻布3丁目8−35近辺)

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南青山周辺、根津美術館の脇の道、建物よりも道路に落ちる影模様が美しい。こりゃなかなか珍しい。片側が緑ということもあり光りが綺麗にみえる。(住所:東京都港区南青山6丁目5-47近辺)

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新橋駅北側すぐの二葉橋架道橋(ガード)、レンガアーチの向こうはコンクリー洞窟だ。どう見てもアーチから店がはみ出ている、さらに人がお店からはみ出る。こうして通路を浸食する。境界の位置が変化する、それが飲食店街の面白さ。


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(住所:東京都港区新橋1丁目13−8近辺)

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人形町にある紫壁に色ガラスな店「馬肉酒場 馬喰ろう」。1階引戸玄関の色ガスもいいが、2階ガラス手前のバルコニー模様もなかなか。よく見るとわかるが2階は隣の長屋も含めて仮設パイプにネットだが、よるはそれが不思議ないい感じでもある。(住所:東京都中央区日本橋人形町1-8-7 )

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有楽町と新橋の間にある「内山下町橋 高架橋」のアーチ柱脚部分。よく見ると時代により個々の増設がみてとれる。上部は線路幅拡張で、だいたい鉄製で跳ね出しになっている。その下のレンガで立体洋式模様が面白い。アーチ部分のレンガの黒とレンガ色の構成は少し異国情緒だったりする。鉄扉とレンガのわずかなレリーフ構成がとても美しい。(住所:東京都千代田区内幸町1丁目6−1近辺)

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やはりこのあたりは夜は格別にいい。昔はかなり危ないところだったのだろう。新宿センター街の路地カドにあるビル、コーナーの増築みたいな造形が凄い。このエリアは路地が十字に通っているが、増築でどう繋がっているか判らないくらい凄い。ほとんど見上げる人がいない路地カドの造形、まるで小さな九龍城みたいだ。


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後日、このあたりの扉が開いていたので覗いたら、とってもファンキーな内装な階段だった。調べてみると「Barはな」という店らしい。いけそうな店発見。

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さらに脇に行くと、ビルとの隙間、そこに小屋飲屋が続く。歩く人と比べると小屋飲屋の大きさがわかる。凄いエリアがここにある。

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(住所:東京都新宿区歌舞伎町1丁目3-11近辺)

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護国寺の裏にあるgallery園、都内の中では珍しい古民家ギャラリー。夜の光りが漏れる姿も美しい。こうして見ると玄関や広間の欄間の重要性がわかる。(住所:東京都文京区大塚5−36−2)

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雨が止んだ後の表参道はとても美しい。石の路面が光る、街の光りを拾う、歩く人の影が綺麗だ。明治通りから青山方面の坂をみる。(住所:東京都渋谷区神宮前6−35−3近辺)

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これは間違いなく、イイ路地だ。松本さんの「東京の階段」にでてくる、「市谷薬王寺町の小さなS字階段」を上がった先の路地。おそらくは私道だろうか、四角や丸の飛石とコケの路地に、左側が擁壁と階段、その擁壁に塀か増築建物かわからないボリュームが等間隔に置かれている。右側の家のブルータイルや赤い床タイルの対比のとてもいい。地元の人は普通に通っていた路地でもある。
 

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入口はこんな階段、とても路地には見えず、家の玄関にしか見えない。なかなかここを入るのは勇気がいる。(住所:東京都新宿区市谷薬王寺町71−46近辺)


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銀座の路地は面白い。みんな通路として普通に使っている。それぞれ特徴あるが、8丁目6にある路地はT字型で店舗のあるので面白い。ほの暗いところに光る看板なかなかいい。歩く人もなんだかドラマを背負っているようにみえてくる。(住所:東京都中央区銀座8丁目6ー5近辺)

この先に路地交差点がこれ。

夜散歩のススメ266「銀座8丁目6路地、鳥長のT字路地」


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新宿御苑の北側道路、ここは夜歩いて気持ちがいい。片側が御苑の緑、それに向かって飲食店がポツポツあり、バルコニー席ありと広い通りでありながら、車の少なくてとても良い。この通りにある御苑の緑に開いお店がいい。「カフェ ラ・ボエム 新宿御苑」大きなガラスで御苑の緑を取り込む。(住所:東京都新宿区新宿1丁目1−7)


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「中国料理 礼華」バルコニー席が気持ちいい。(住所:東京都新宿区新宿1丁目3−12)


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「オリオール (AUREOLE)」 カフェのバルコニー席がいい。(住所:東京都新宿区新宿1丁目3−12)



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