夜散歩のススメ

【夜散歩のススメ5ヶ条 :上野タケシ】         01、心の余裕、頭の整理ために歩くべし。         02、なるべく距離を長く歩くべし。            03、昼間と違う世界を見るべし。              04、光を見て、影を見るべし。              05、少しわからない異空間を歩くべし。

2015年06月

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今年春にできたmiu miu 青山、設計はヘルツォーク&ド・ムーロンだったのでビックリ。表側のデザインは細部のデザインが・・・・壁が厚さが・・・。むしろ後ろ側のにほぼ同じ角度の壁あり、そこから三角に見える内部が街に対して生きたスケールでよかった。(住所:東京都港区南青山3−17−8)

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この近辺で建築的にも一番の建物だろう、プラダブティック青山店(設計:ヘルツォーク & ド ムーロン + 竹中工務店)。夜は菱形グリットのガラスも凹凸があり、不思議な光り方をしている。その先にフロアのスラブがみえて、各階でイロイロな光りがあり美しい。隣の敷地通路からこう壁面が綺麗にみえる。(住所:東京都港区南青山5−2−6)

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池袋にある狭いL字型の路地「栄町通り」。デザイン的にどうかと思う門も、路地とお店看板とセットで切り取ると、なぜかいい感じの通りになる。(住所:東京都豊島区東池袋1丁目13-1近辺)

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左手前の建物が新しく建って、路地が引き締まり、その先のS字階段が綺麗にみえる。ここからだとS字というか曲面のアールに見えるが。もっとも松本さんの「東京の階段」を読むと、周囲の高層ビルもなく、この通りじたいももっと美しかったみたいだ。周囲が変わりながら魅力を持ち続けるのはなかなか難しい。

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近づいてみても、この階段のまわり具合はたいへん美しい。

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(住所:東京都新宿区神楽坂5丁目43近辺)

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階段おりた先の谷間通りが、あけぼのばし通り商店街、反対側には念仏坂がある。この階段、住宅街から商店へ切り替わる。その様子が階段や建物新旧でわかるところが面白い。階段は気分をかえる装置だったりする。(住所:東京都新宿区市谷台町1−7近辺)


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虎ノ門ヒルズの影響か、周辺を森ビルに囲まれている場所がらか、この一角の建物はなくなりそうだった。そのトタンの継ぎ方もめちゃめちゃだ。まるでブラックジャックの顔のようなトタン繋ぎ。なくなった玄関庇とともになんかいい。(住所:東京都港区虎ノ門3丁目2−5近辺)

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神楽坂の路地を入ったところにある居酒屋「伊瀬藤」。ここに入ったのはもう10年以上前、知り合いに連れて行ってもらった。しかしここは大きな声厳禁、何度も注意されてたことを憶えている。声がデカイので、多分これからもいけないな。緑越しの店構えと石畳は美しい。みるだけにしよう。(住所:東京都新宿区神楽坂4丁目2近辺)

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神楽坂のかくれんぼ横丁、石畳に黒塀などが並ぶ路地。暮れて夜になりかけた時間帯に、2人・3人連れの人が歩く。これがまた、別に隠れていないが、いい感じに秘めた路地にみえるから面白い。


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(住所:東京都新宿区神楽坂3−1近辺)

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壁のスクラッチタイルも凄いが、天井もタイルも凄い。汚れなのか表情なのか判らないが、もはや教会のようだ。その中で飲んでいると考えると楽しい。



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展覧会の打合せ、後ろの壁面タイルも美しい。(住所:東京都中央区銀座7丁目9−20 ライオン銀座七丁目ビル:竣工は1934年、1978年に全面改装)

設計:菅原 栄蔵(1892年- 1967年)は、日本の建築家。東京銀座にある名物ビアホールとして知られる銀座ライオン7丁目店や駒澤大学耕雲館(現在は禅文化歴史博物館)などの作品。直線を巧みに組み合わせた細部、スクラッチタイルを多用したフランク・ロイド・ライト式の作風で知られる。

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建物の囲まれてわからないが、赤城神社の立地は牛込台地の端。ここ西参道階段からの風景は、神田川のつくった谷間が右側に方向にあるのを少し感じられる。なかなかここからみる夜景はいい。(住所:東京都新宿区赤城元町1−10

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場所は明治学院の南側。隣にある三菱電機の高輪荘(旧遠山芳三邸)の一部で裏門なのか、それとも別の住宅かはわからない。この門に至る階段アプローチはいい。地形の段差による階段と塀の関係が面白い。特に照明が左はネオン色で、右側が蛍光色。蛍光灯の光りで兵が紫色にみえて、意図せず空間演出されているところが面白い。(住所:東京都港区白金台2丁目6−3近辺)


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荒木町の路地は夕暮れがいい。看板にライトがつき始めて石畳に反射する。それぞれ特徴がある路地は、この微妙な時間帯がとってもいい。

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荒木町を南北にはしる柳新道通りと車力門通りを繋ぐ路地。ここの雰囲気はいい、西側から
東側から、それぞれ見え方、風景も変わりいい。(住所:東京都新宿区荒木町7−1近辺)


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この路地も同じく繋ぐ路地。飛石みたな石畳がいい。古い建物の入口が低く、独特のスケールになっている。(住所:東京都新宿区荒木町2−3近辺)

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窪地のほうに降りる階段路地。だんだんと下がって行くこの路地はいい。(住所:東京都新宿区荒木町10−14近辺)

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これも松本さんの本「東京の階段」にでている、「宗柏寺周辺の3階段」の一つ。夜は反対からだと通れなかった感じの路地階段。途中から幅が狭くなる。さらに上のほうの擁壁は階段になっている。そこに植栽が置かれている。通る時にキッチンの料理する音が聞こえるくらい幅が狭い。


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(住所:東京都新宿区矢来町25−6近辺)

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この写真を撮った、20秒後にバルコニーにいた犬に吠えられて退散。それでもこの階段は素晴らしい。場所は松本さんの東京の階段にでている、「宗柏寺周辺の3階段」の一つ。おそらく寺の土地だからだと思うが、お墓の回りのぐるっと回る私道。そこにある階段、行き止まりにみえて左に回れる路地。知らないと行けない路地。(住所:東京都新宿区榎町60−5近辺)

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巣鴨駅のほうだと、ばあちゃんの原宿こと巣鴨地蔵通商店街という感じだろうが、反対側の都電荒川線の庚申塚駅方面の夜見るこの商店街は趣がちがう。最近ではあまり見かけなくなった、饒舌な商店街看板門が幾つかならんでいて、この夜の姿がとてもいい。上に重そうにのっている山のデザインも時代を感じさせる。(住所:東京都豊島区巣鴨4丁目14−16近辺)

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階段、じっくりみると3つの階段で構成されている。広いが奥行も段鼻もバラバラは奥の住宅への共同階段。そこに取り付く玄関階段。さらに左にお庭かバックヤードに降りてくる階段がある。この3つの階段も含めてオモシロイ。

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(住所:東京都品川区東五反田4丁目8−7近辺)

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ゆるい勾配で歩いているとわかりずらいが、菊坂の蛇行しながら上がる坂の風景は美しい。いい感じの町並みが静かに見えてくる。脇の道もなかなかいい感じ。

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(住所:東京都文京区本郷4丁目36−4近辺)


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竹下通りのちょうど真ん中あたり、ここ半年前くらいにできたクレープ屋さん。店舗の道路際に細長くクレープコーナー作った感じだが、そのネオンデザインとのセットでなかなかいい出来だ。近辺のクレープ屋ではここが一番。夜はちょっとアメリカンな感じかな。


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(住所:東京都渋谷区神宮前1丁目16−9)


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