夜散歩のススメ

【夜散歩のススメ5ヶ条 :上野タケシ】         01、心の余裕、頭の整理ために歩くべし。         02、なるべく距離を長く歩くべし。            03、昼間と違う世界を見るべし。              04、光を見て、影を見るべし。              05、少しわからない異空間を歩くべし。

2014年11月

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雨があがった夜の清澄二丁目公園。多分どれが欠けてもこうはならない。落ち葉が雨にぬれて、そこに逆光の光り。木の門に光りが隠れる。公園の中に入ってみると良さがなくなる。絶妙な共演だった。(住所:東京都江東区清澄2丁目11−15近辺)

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高台にたつ湯島天神、天神男坂と天神女坂の間が崖状になっている。ここに面する板張りの民家がいい立ち姿をしている。特に夜の格子越しのひかりの漏れ方いい。(住所:東京都文京区湯島3丁目32−6近辺)


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表参道の夜紅葉。実はケヤキの紅葉はあまり綺麗じゃない。夜はお店の黄色とかオレンジ色を拾って、りっぱな紅葉になる。ある意味、とっても見頃である。(住所:東京都渋谷区神宮前1丁目13−14近辺)

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高低差があると所を歩いていると、開発の結果できた不思議な道に出会う。車が通るために段差は緩やかに、道路幅を広くに、そんなためだろうか。

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この細い道は出口に所でさらに狭くなっている。狭いところで1M前後、だだでさえ幅の狭い道なのに。不思議な細道だ。
 

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古い地図をみると、こちらの道の方が元々の猫又坂だったようだ。上からみる景観はとても気持ちいい。(住所:東京都文京区千石2丁目19−4 近辺)

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刑事ドラマをみているとよく出てくる派出所「千代田区神田猿楽町々會詰所(旧猿楽町駐在所)」。へえここにあるのか、という感じくらいとっても都心だったりする。1930年頃の建物で街角に斜めに玄関入口があり、交差点を支配している。(住所:東京都千代田区猿楽町2丁目3近辺)


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高いところから眺める菊坂は、これまたいい感じで本郷台地にある谷間の地形がみえる。谷間がみえるいいポイントはなかなか少ない。とても美しい地形、街並だ。(住所:東京都文京区本郷4丁目21−2 近辺)

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大宮駅の東口にほぼ面する「すずらん通り」。赤い鉄骨の骨組みに屋根がつくタイプながら、なかなかいい雰囲気をかもちだす。場所柄で通り抜ける人も多く、にぎわっていた。

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後日2017年11月の写真もあげておく。(住所:埼玉県さいたま市大宮区大門町1−20−1近辺)

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東京の街で軸を感じさせる建物や配置は少ない。ココ不忍池の弁天堂は池の真ん中にある。そして参道があり反対側に清水観音堂があり、軸がきいている。

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しかも夜はライトアップが離れた四方から美しく全体が光る。引き寄せる力が強く、尚一層軸を感じさせる。(住所:東京都台東区上野公園2−1)

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根岸にある柳通り、名前のとおりに街路には柳の木がある。外灯との位置関係できれいな影が落ちていた。夜散歩では最近、影がとっても気になっている。(住所:東京都台東区根岸4丁目1−2近辺)


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今年の始めに歩道橋が撤去された、原宿駅前の表参道神宮橋。歩道橋がないおかげで広くてわかりずらい神宮橋の存在もわかるし、参道の下り道もよく見える。なくなって景観的に綺麗に、その分信号で待たされることが多くなり、
こういった写真を撮っている。(住所:東京都渋谷区神宮前6−35−3近辺)


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本郷5丁目にある新坂。名前は新坂だが江戸時代からある坂。その景色、危ない擁壁だが美しい下りだったりする。道路の赤舗装も擁壁の緑との対比が美しい。(住所:東京都文京区本郷5丁目33−14近辺)

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鶯谷のラブホテル街に囲まれ、異様な雰囲気を漂わせる元三島神社。手前の狛犬、灯籠、樹木、階段となかなか豊かな構成となる。樹木に囲まれているためそう見えるが、本堂は建物の上に建つダイプ、右から回ると1階は別の店だったりする。

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社が建つテラスの下、南側はこんな感じ。


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さらに南西側、線路側は飲食店街になっている。(住所:東京都台東区根岸1丁目7−11 近辺)

11月8日におこなわれた夜散歩のススメ会10フィールドワークの模様です。
千駄木駅から飯田橋駅まで、古石神井川のつくった台地を上がったり下がったり歩きました。


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01.根津神社
ここは、ライトアップがわずかで、それがまたいい。
(住所:東京都文京区根津1丁目28)



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02.異人坂の谷とビル群

異人坂の上から谷を覗く、樹々の向こうの緑が光り、ビルと対比して美しい。(住所:東京都文京区弥生2丁目14−10 近辺)


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03.東大敷地内

東大敷地内のおそらく宿泊施設があるところ。ネオンライトもいいし、風景も別世界。(住所:東京都文京区弥生2丁目11−1 近辺)


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04.天神男坂から低地をみる

湯島天神の天神男坂上から低地の街並をみる。住所:東京都文京区湯島3−30−1近辺)


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05.神田明神の崖を

神田明神の東側の駐車場から崖を皆で覗く。(住所:東京都千代田区外神田2−16−2)


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06.神田明神の本殿内部

夜はガラスが反射して内側と外側の世界が融合している。(住所:東京都千代田区外神田2−16−2) 


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07.明神女坂

神田明神の女坂を上から覗く。(住所:東京都千代田区外神田2−17−5近辺)


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08.ニコライ度の崖

本郷台地から駿河台へ続く、この辺りが突端の一つと言える。なかなかの絶壁だ。




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09.明治大学の台地突端

ここも駿河台の突端の一つ、地下があるのでさらに崖が強調される。


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10.薄利多売 半兵ヱにて

昭和がテーマ居酒屋「薄利多売 半兵ヱ」。店内は昭和の看板だらけ。とっても安かった。(住所:東京都千代田区三崎町1ー4ー8)

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調布駅から少しいった、旧甲州街道に面するところにある「調布百店街」。商店街としては少し寂れ気味だが、看板の固い文字に関わらず、とても美しく光っている。表の顔って大事ですね。(住所:東京都調布市布田1丁目49−27 近辺)

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駿河台の突端にある女坂。周囲の建物が建て替えられているのだが、これが街並計画的にもとってもいい。踊り場だけじゃなくて、階段途中からでも周囲の建物にアプローチできる。繋がっているだけじゃなくて、その複雑さがまるで集落になりつつある。
 
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下からの全景はこうみえるが、近くによるとその複雑さに驚く。

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階段に接する建物「コート女坂」。建て直しの時に階段からの入口が幾つもある。法律や、その他に入口かわからないが、街並的はとても豊かないい計画である。(住所:東京都千代田区猿楽町2丁目4−7近辺)

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文京区千駄木にあるへび階段。その名の通り階段が上からみるとヘビのようの蛇行している。

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下から見ると階段かなり悪い状況で、不気味でいい感じ。東側の家とセットでつくられる風景もいい。(住所:東京都文京区千駄木1丁目8−12近辺)

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広く全貌がわからない、都営戸山ハイツアパート。この35号棟も裏側がカッコイイ。ここだけ周囲と違う庇屋根が1階上についている。このコンクリートの庇の存在でバルコニー壁のデザインも生きてくる。(住所:東京都新宿区戸山2丁目35)


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清家清さん設計の「森博士の家(1951)」。周辺は変わってしまったが、平屋が可愛くつつましい。

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一見閉じてるようで開いている玄関デザインがいい感じ。(住所:東京都文京区本駒込1丁目)


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