夜散歩のススメ

【夜散歩のススメ5ヶ条 :上野タケシ】         01、心の余裕、頭の整理ために歩くべし。         02、なるべく距離を長く歩くべし。            03、昼間と違う世界を見るべし。              04、光を見て、影を見るべし。              05、少しわからない異空間を歩くべし。

2014年09月

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代々木競技場第一体育館の前の入口テント。これからのイベントか終わったのかわからないが、夜に光るテント地はとても美しい。バック代々木公園の緑もいい感じだ。4回の薬剤散布したが、デング熱ウィルスをもった蚊はまだいるのかな?(住所:東京都渋谷区神南2−1−1)

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通っている人には見慣れた風景だろうが、やはり聖橋からの風景はすごい。3つのレベルの鉄道の動き、左側の本郷台地、右側の駿河台地、その台地の掘削でできた川と川沿いの建物群、その後ろの秋葉の電気街。もの凄い要素がつまっている。(住所:東京都千代田区神田駿河台4丁目5−3近辺)

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音羽の近く、水窪川暗渠に接するこの擁壁、水の漏れ方がかなりあやしい。コンクリ、間知石に限らず擁壁は土圧だけじゃなく、実はたまった水をちゃんと出さないと危ない。だから擁壁には排水口をつけることが義務づけられている。この擁壁、古くてカッコいいがコンクリの継ぎ目から水がたらたら、中の鉄筋は大丈夫か。災害番組をみて少し考えてしまう。(住所:東京都文京区大塚1丁目11−14近辺)

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同じ本郷台地のため、実盛坂と坂上からの風景が似る「神田明神男坂」。写真はちょうど8月の暑い日、階段に座ったカップルが涼みながら風景の一部になっていた。

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高低差があるところの夏の涼み方のいい例、街を活用している感じだ。2枚目の写真をよく見ると写真を撮るこちらに手を振っている。夜で遠いほうからの撮ったので気づかず、帰って見て笑ってしまった。(住所:東京都千代田区外神田2−16−2近辺)

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神田明神の裏に本郷台地をきる樹木谷(地獄谷)がある。昔はそういったところだが、今はそう感じさせるのは地形のみ。向こうに見えるのが神田明神の裏参道の蛇行階段。ライトに照らされてとても綺麗だ。(住所:東京都文京区湯島3丁目1−1近辺)

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水窪川の暗渠は幅も狭くいい雰囲気のところが多い。ここはさらに右に日向台の段差があり、そこの樹木が低地の樹木とくっついて緑のトンネルとなっている。なかなか珍しく潜るのが楽しい。(住所:東京都文京区大塚1丁目11−8近辺)

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建物の横顔はオモシロイ。隣が駐車場になると顔を表す。音羽の大通りから入ったところにある「やきとん呑喜家」の横顔。サッシュや窓のパッチワークぶりが凄い、3階部分の増築屋根の線も複雑だ。後ろの白い複雑な建物のアシストもあり、尚一層、複雑な建物にみえる。(住所:東京都文京区音羽2丁目1−9)


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古石神井川の作った長い台地、このあたりは本郷台地と呼ばれる。そこにある実盛坂、高低差もあり上からと下からの風景はかなり違ってみえる。台地の階段からみえる風景は色んな特徴を表す。

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下から見る階段と街並風景が違うところもオモシロイ。(住所:東京都文京区湯島3丁目21−4近辺)

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台地に縁に建つ湯島天神、東側には男坂(天神男坂)、女坂(天神女坂)がある。一直線に上がる男坂に対して、分割階段で踊り場がある女坂。斜面に平場を作るテラス庭園のような趣きがある。各テラスで風景の見え方が変わる。(住所:東京都文京区湯島3−30−1近辺)

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地形的にY字河跡の台地岬に建つ白山神社。なかなかパワーが集まる場所だ。東から入る表参道は昔からこの位置なのかわからないが、微妙に下がって上がっている。鳥居の中に街並が美しく入る。

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参道の先にある階段と門(何門と呼ぶのかわからず)、その隣の無理矢理作ったスロープ、その先に綺麗に光る社殿群、ここから見える世界もとても美しい。計算した計画ではないが、手前が暗く、先に光った物がある表現はいい。門は気持ちも含めて、こちらとあちら側をわける装置でもある。

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今は裏参道みたいだが、南から北へいくように、昔はこちらが表だったようにも思える。植栽に囲まれて、前方は樹木が覆いかぶさる。

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左からは表参道、右から裏参道、この前庭で繋がる。社殿は後ろにあり、低い塀に囲まれた樹木に囲まれた空間がいい。(住所:東京都文京区白山5丁目31−26近辺)

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千石の氷川坂近くにある崖コンクリ擁壁、横道を入った先にある。なかなか立派な崖で、少し曲がる階段あるため風景が楽しめる。

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下からの眺める風景も擁壁が迫っていてなかなかである。(住所:東京都文京区千石2丁目14−4近辺)

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夜の水窪川暗渠を歩く。本当はその台地というか高低差があるところを行くつもりだった。しかしオモシロイところがありすぎて目的を忘れ、池袋から神田川まで行ってしまった。そのうちの一つ真ん中にある電柱。多分、右の建物が建つ時に下がったので、取り残されたのだろう。なんだかとっても見慣れない風景になっている。この不可解さがたまらない。

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別の日(2015年7月10日)の同じとろこの反対側からの写真。頭上の紫陽花がとても美しい。青紫の色に照明のオレンジ、赤いコーンの対比が美しい世界を作り出す。(住所:東京都豊島区東池袋5丁目24−14近辺)

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好きな建築家ピーターウィルソン、日本にある彼の設計した住宅。若原一貴さんに教えてもらって、ずっと行けなかったがこの間やっと出会えた。その黒い模様から岩田厚さんがパンダみたいと言っていたので、パンダ建築とよぼう。角地で狭い土地、建物なかにがつまった濃密な空間を、開口部から漏れる光から想像してみる。(住所:東京都文京区本駒込エリア)

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銭湯の玄関はオモシロイ。その街の雰囲気を表すからか?ここ白山1丁目の富士見湯は近くに花街もあったところ。後ろは西片の高級台地を背負っている下町。

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前面の道路も街の少し広い道路という感じがいい。(住所:東京都文京区白山1丁目3−5)

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夜の公園遊具は、物悲しくもありそれがとてもいい。ここ白山一丁目第二児童遊園は坂上にあり、水もないが滑り台が船のデザインだ。これが何となくトランスフォームしかけていて、いったい何になりたいやら、面白きなり。(住所:東京都文京区白山1丁目27−10近辺)

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水窪川暗渠と崖のような擁壁が続くこのあたり、家の建てる位置が擁壁に近い。バルコニーが敷地いっぱいに、そして一層高くみえる。

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まるで空を飛ぶスカイバルコニー、ここから下を覗くと怖そうだ。妙に細い柱が鳥取県三仏寺の投入堂みたいな感じだったりする。(住所:東京都文京区大塚1丁目11−4近辺)

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DOCOMOMOにも登録されているスカイハウス(菊竹清訓設計、1958年)。かつては4枚の壁で地上から持ち上げられて、本当に浮いている感じだった。時がたつにつれてピロティを増築して、浮いている感じはなくなった。ところが周囲も変わり少し遠目から眺められ、夜はよけいな所が見えず、かつての立面がみえて浮いてる感じがカッコいい。しかし階段からもわかるように、凄い段差の所にたっています。(住所:東京都文京区大塚1丁目11−15)

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珍しい、東京にある吊り橋、しかも渡るとしっかり揺れる。場所は石神井川の蛇行跡にある音無さくら緑地。夜はその吊り構造の曲面と緑の対比が美しい。昨年のスリバチフィールドワークで、皆でしっかり揺らしながらで渡ったら、そのあとしばらく平衡感覚がオカシクなったのを憶えている。(住所:東京都北区王子本町1丁目6−14近辺 )

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大塚1丁目には台地の高低差があり、崖状の擁壁がある。この擁壁が大谷石みたいな脆い石のためスチールで全体を補強している。

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この手の補強は完璧とは言えないが、これが何とも言えず美しい。さらに階段を挟んで左にある擁壁とセットもいい。しかし片方は補強、片方は無しだと不安に見えてくる。

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この擁壁も凄いが、そのまま上の方まで擁壁が続いている。(住所:東京都豊島区南大塚1丁目4−20近辺 )

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本郷にある鐙坂(あぶみさか)。由来は鐙の製作者の子孫が住んでいたという坂。その上のほうに少し曲面のカッコいい擁壁、それにそびえ立つ建物、お城の石垣みたいな感じでもある。(住所:東京都文京区本郷4丁目11−6近辺 )

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