夜散歩のススメ

【夜散歩のススメ5ヶ条 :上野タケシ】         01、心の余裕、頭の整理ために歩くべし。         02、なるべく距離を長く歩くべし。            03、昼間と違う世界を見るべし。              04、光を見て、影を見るべし。              05、少しわからない異空間を歩くべし。

2014年04月

   0430_DSC02377_1
成城の国分寺崖線の坂を上がる細い道でみつけた建物。斜面に建つコンクリート建築でカッコいい。1階は壁でテラスで、重いコンクリートの2階の塊が実にカッコいい。台形木製窓も面白い、右手の階段先はどうやら増築しているよだ。後日聞いたら、この建物は成城の樋口邸は吉阪隆正さんの設計でした。(東京都世田谷区成城4丁目近辺)

0428_DSC02769_1
渋谷駅の一番下、ビル谷間があり、そこにある銀座線の鉄道ブリッチ。左側ビルに入り込む鉄道をみているとまるで地下世界のようだ。ヒカリエに行くブリッチの真ん中の階段からこの風景がみれます。(住所:東京都渋谷区渋谷2丁目23近辺)

4月26日におこなわれた夜散歩のススメ会07フィールドワークの模様です。
二子玉川から成城まで、国分寺崖線を上がったり下がったり歩きました。


0426_F01

01.六郷用水(次大夫堀)と谷戸川の合流地点
左が丸子川として残された、六郷用水(次大夫堀)。
右上からくる谷戸川との合流地点。
二子玉川駅から少しいった所だが、清流のいい雰囲気を残し、
水の音がいい感じ。角の向こうは静嘉堂文庫の敷地。
(住所:京都世田谷区玉川4丁目39−2近辺)


0426_F02

02.郷用水(次大夫堀)の低い堤防
左が丸子川として残された、六郷用水(次大夫堀)。
この辺りの堤防はベンチくらいの高さで水辺がみえていい感じだ。
(住所:東京都世田谷区岡本2丁目4−5近辺)


0426_F03

03.岡本三丁目の坂を眺める
東京富士100景にも選ばれる岡本三丁目の坂。
その上から皆で落ちてゆく坂を眺める。
(住所:東京都世田谷区岡本3丁目28−13近辺)


0426_F04

04.岡本三丁目の坂からの景観
東京富士100景にも選ばれる岡本三丁目の坂。
ここから眺める素敵な夜景。
(住所:東京都世田谷区岡本3丁目27−13近辺)


0426_F05

05.岬にたつ氷川神社
仙川と野川との岬にたつ氷川神社。
周囲より少し高い位置に建っている。
(住所:東京都世田谷区大蔵6丁目6−7近辺)


0426_F06

06.岬にたつ氷川神社境内
仙川と野川との岬にたつ氷川神社、その境内から眺める。
右を野川が流れ、左を仙川が流れ、ちょっと行った先で合流する。
そこを眺めるような岬に位置している。
(住所:東京都世田谷区大蔵6丁目6−7近辺)


0426_F07

07.自転車の下にみえる夜景
国分寺崖線の段差の上にある駐輪場。
駐輪場の下に集合住宅の屋根があり、その向こうに家々の夜景が広がる。
不思議な面白い風景。
(住所: 東京都世田谷区大蔵6丁目15-20近辺)


0426_F08

08.幅広階段を眺める
砧小学校の脇の幅広階段も坂としてはクランクしていて、
階段部分はL字に曲がって面白い。
皆で見上げて眺める。
(住所: 東京都世田谷区喜多見6丁目12−1近辺)


0426_F09

09.坂に残る、一本松
不動橋近くの坂に残る一本松、孤高に一本だけ残る。
その姿がなんか不思議な風景をつくる。
(住所: 東京都世田谷区成城3丁目9−4近辺)


0426_F10

10.飲み会で釜飯を
夜散歩を終えて、成城の釜飯屋で皆で一杯。
飲み屋が少ない成城、どうなるかと思っていたが、
美味しい店にあたる。
どうもこの会、参加メンバーの誰かが食の神様のようだ。


0426_DSC02328_1
隣のビルの角にある植栽スペース、あれ変わっている。気がつかなかった、いつからか?と思っていたらミズノが経営する、NOHARAというCAFE&KITCHENが新しく2階に入り、そこが作った坪庭だった。サボテンの構成が面白く不思議なビルの庭になっている。これはこれで、背後のレンガにめちゃめちゃあっている。(住所:東京都渋谷区神宮前6−31−15)

   0424_1
入間町の谷間空間には、みごとな崖、擁壁がある。その擁壁に取り付く建物や階段は凄い。ここの擁壁風景はなかなかである。


   0424_2
段差のある擁壁風景。いっけん、自然な感じだが急勾配の階段がとっても不思議な風景だったりする。

   0424_4
入間町谷の擁壁が面白い。あまりも凄く擁壁かコンクリート住宅かわからないほどだ。

   0424_3
このあたりの擁壁風景は美しい。コケの生えたケンチ石の擁壁、その上の庭にある樹々。とても美しい。(住所:東京都調布市入間町3丁目1、6近辺)

0423_DSC02495_1
国分寺崖線の地形図をみて、気になっていた崖線と直交する入間公園の谷間だ。この谷の前後には川の合流の地形はあるが、河跡がそのまま谷間でのこるのはココぐらい。左側(北側)にNTT中央研修センター森があり、右側の高台になっている。公園で目線がぬけるので、谷間であることがよくわかる。国分寺崖線を歩いて、この谷間にはいると面白さが倍増する。(住所:東京都調布市入間町3丁目7−32近辺)

      0422_DSC02534_1
どこにでもありそうな数段の小さな階段だ。でもどこか少し違う。階段に道路の水が流れ落ちないように土手が作ってある。これは珍しい。階段脇のスロープも曲面になっているところもよい。 (住所:東京都調布市若葉町1丁目10−14近辺)


   0421_DSC02513_1
調布市若葉町にある坂、この細い坂もなかなかいい坂である。しかしその隣に建つ「青風園レヂデンス」敷地内の階段が面白い。スロープだった所に後か作った階段みたいな感じ。側面のダンダンがいい感じである。 (住所:東京都調布市若葉町1丁目31−22)

   0420_DSC02391_1
崖地に湧水、そういったことからか?この崖下にあるパークシティ成城G・Hコートの脇に細い水路がある。作られたものだが、水が段差でたまっていて、ライトアップされた樹木が美しく映っていた。水辺の効果はなかなかなものですな 。(住所:東京都世田谷区成城4丁目33−8)

0419_DSC02185_1
埼玉県飯能の町を歩いてみた。仲町で見つけた建物。外壁、看板部分と同じトタンで庇を作っている。さらにその庇が波打っている。建具屋さんのようだ。ところどころカチッとしているとこがあるのだろうか、妙に庇の波の曲面が美しい。(住所: 埼玉県飯能市仲町8)

0419_DSC02221_1
仲町交差点近くにある食堂済住田屋、その厨房部分。ガラスと大きい換気扇から漏れる光が美しい。(住所: 埼玉県飯能市仲町21−23)

0418_DSC02265_1
柳町のほうにある、普通の民家の角に作られたタバコ屋さん。その小さな屋根の寄棟がなんだかかわいい。(住所:埼玉県飯能市柳町8−5近辺)

0417_DSC02195_1
さながら日本版デ・ステイルといったところだろうか。埼玉県飯能市の商店街、広小路交差点にあるイチノ陶器。ボロボロだが2階のサッシュのグリット構成が見事である。

0417_DSC02187_1
この広小路交差点に向かう道も蛇行していい道だ。交差点には面白い建物ができる。実は30年前にこの通りは何度か通っていた所、しかしぜんぜん憶えていなかった。(住所:埼玉県飯能市仲町15−17近辺)

0415_DSC01337_1
駅から少し離れると崖線には緑地帯が多くなる。あまり緑が多すぎると遠景がみえない。成城三丁目緑地の高台の一角で視線が広がるところがあった。ここからの景観なかなかよい。(住所: 東京都世田谷区成城3丁目13−32近辺)

     DSC02299_1
南武線と田園都市線で分割され、その北西方向エリアにあるのが溝の口駅西口商店街」、やっぱりもの凄い。暗渠の曲面に沿うように屋根があり、さらにつけたした屋根の組み合わせが凄い。その間の電柱は斜め材も含めて木造電柱だったりする。

DSC02286_1
屋根がついた入口、焼失により一部なくなり、脇道も新しくなったが、ここからオモシロイ世界が広がる。

DSC02288_1
比較的新しい店もできたり、古くからある立ち飲み屋もあるいいところ。

   DSC02322_1
Y字路のところにあるのが「佐保田青果」。

0414_DSC02324_1
ここは昼は八百屋、夜は立ち飲み屋という面白いところ。

     DSC02319_1
この暗渠が曲がる脇道のところ、屋根が複雑にからみ、また柱もあって、空間のエリアの面白さ、床の暗渠の動きといろいろ重なっていい。

     DSC02301_1

     DSC02316_1
こちらは、脇道の入口、向かった先の左側が駅方向。

   DSC02308_1

DSC02294_1
こちらはもう一つの線路脇道方向から。

DSC02310_1
最後の線路脇道の入口から。立ち飲み屋がみえる。(住所: 神奈川県川崎市高津区溝口2丁目4近辺)


   0413_DSC01318_1
小学校の脇の階段は面白いの多い。広いエリアを必要とするため高低差がある所が多いのか、昔は宅地化されていなかったので古い道の形がそのまま残ったためか、わからない。

   0413_DSC01323_1
ここ砧小学校の脇の幅広階段も坂としてはクランクしていて、階段部分はL字に曲がっている。階段の曲がり部分は景色がよくなることも多い。(住所: 東京都世田谷区喜多見6丁目12−1近辺)

2014_0412_07国分寺1
長い国分寺崖線を二子玉川から成城(または仙川)までいきます。お気軽に参加ください。何処まで行くか、またどちらから歩くかまだ考え中ですが、崖上の絶景風景に出会えます。
●日程:2014年4月26日(土) PM18:00〜
●集合場所:二子玉川駅のメイン改札口
●コース予定:崖の上の道や下の道を蛇行しながら進みます。
※参加無料・自由です。コメント・ダイレクトメールでも構いません の で連絡ください。当日参加でもOKです。悪天候の場合はご連絡します。

夜散歩のススメ会07フィールドワークの様子 

   0412_DSC02181_1
一週間前にいった、埼玉県の飯能駅周辺の写真。駅に接することもあるか再開発でぐるっと駐車場に囲まれ、一つだけ残っている民家とサクラ。その孤高にたつ姿があまりにも美しかった。ただし住民の人は誰も見向きもしない、たぶん見慣れているか、普通なんだろうな。(住所:埼玉県飯能市仲町10−11)

     0404_DSC01793_1
なんせ霊園の夜だから騒がしい人もいなくて、静かで美しい。街灯の位置によりこのような綺麗な夜桜になる。お墓も花見ををしている感じだ(笑)。おススメの場所である。(住所: 東京都港区南青山2丁目32−2近辺)

0409_DSC01269_01
東京の崖線といっても、ビルが多く遠景が見えず、意外と大したことないことが多い。それでも高層道路脇は意外といいスポットが多い感じがする。ここ東名高速道路脇にある高台の駐車場からの夜景は絶景だった。

      0410_DSC01288_1
高層道路脇は意外と面白い。住宅地に向いないからか。階段下から眺めると擁壁が鋭角で飛び出ているところが駐輪場スペース。

      0410_DSC01282_1
左は駐輪スペースでもあるが、自転車が飛んでいるようだ。(住所: 東京都世田谷区大蔵6丁目15-20近辺)

0408_DSC01240_1
そんなに急な坂ではなくても、その交差点がV字になるとそのゆがみで急勾配部分ができる。そしてとっても面白い風景になる。(住所:東京都世田谷区岡本3丁目23-8近辺)

   0407_DSC01248_1
世田谷岡本町の高低差15Mの鉢状敷地に共用の階部階段から各住戸にアプローチする斜面を生かした「グランエクレール岡本(1986年、設計:大牟礼 真)」。ここにある共用階段からみえる崖地の風景は美しい。夜はゴルフ練習場も光ってなぜか美しい。

      0407_DSC01257_1
その階段で下がる途中からみえる風景もいい、前方に一本だけ長い松がなぜかある。(住所: 東京都世田谷区岡本3丁目25エリア)

↑このページのトップヘ