夜散歩のススメ

【夜散歩のススメ5ヶ条 :上野タケシ】         01、心の余裕、頭の整理ために歩くべし。         02、なるべく距離を長く歩くべし。            03、昼間と違う世界を見るべし。              04、光を見て、影を見るべし。              05、少しわからない異空間を歩くべし。

2013年12月

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渋谷駅の南側、246号道路のガード下。写真は山手線、その上を湘南新宿ラインのガード、左側は見えないが東横線のガードを現在解体しているところだ。横の階段の効果もあるが、ガード下のお店がいっそう狭い所に入っている感じにみえる。渋谷駅って見慣れているが、よく見るとなかなかパワーある風景だ。(住所:東京都渋谷区渋谷3丁目29−72近辺)

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ヴィンテージマンションでもあり、集合住宅としての全体計画も斜面やオープンスペースの使い方もすばらしい。
1975年の設計:毛利建築設計事務所の「大倉山ヒルタウン」。個々のスペースと共用通路との関係がいい感じだ。

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さらにその中庭の範疇を超える庭がある。歩いていると横浜の大倉山駅から10分ではなく、軽井沢といっても大丈夫な感じだ。(住所:神奈川県横浜市港北区大曽根1丁目5-4近辺)

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池袋駅のすぐ南側、線路を潜る道路。そこに駐輪場、横断歩道橋、さらに高低差を埋めるための階段がからみあい、不思議な出会いを生んでいる。きれいに変わる池袋駅周辺だが、こんなところにかつての不具合解消案がいいカタチで残っている。(住所:東京都豊島区西池袋1丁目2−1近辺)

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おそらく団地内の敷地段差解消のためにできた階段だろう。この写真は高いほうから下がった方向みている。

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そのため日本には珍しい幅広階段の街並み空間である。周辺の建物と階段坂道の関係もいい。擁壁のコケが生えた雰囲気も素晴らしい。(住所:東京都新宿区市谷長延寺町8)

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東京の坂道で、必ずベスト幾つかにはいる日無坂と富士見坂のコンビ、やはり夜もいい。間のV字塀のある家に思いっきり近づいて撮る。先端にある木もカワイイ、坂の先に見える夜景の街々との対比も実にいい。(住所:東京都豊島区高田1丁目23-18近辺)

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歌川広重の名所江戸百景にも描かれている市谷亀ヶ岡八幡神社。その参道階段もみごとな勾配だ。階段を降りた先のビルの隙間、その先に江戸城外堀とその丘がみえる。脇にある茶の木稲荷神社の階段の関係もいい。(住所:東京都新宿区市谷八幡町15)


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路面に目をやると夕焼け時の外灯の光りが少しぬれた石畳に反射して、艶っぽく美しくなる。この石に左側をみると排水ようの段差がある、美しい。

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路面に目をやると夕焼け時の外灯の光りが少しぬれた石畳に反射して、艶っぽく美しくなる。この路地の真ん中だけ少し石の方向が違う、おそらく上排水かガスの工事のあとだと思われる。歩いている人と微妙にあっている所が面白い。(住所:東京都新宿区神楽坂4丁目2-5近辺)

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緑地帯があることで、ビルの横がかっこうの宣伝スペースになっている。看板絵も陰で立体的、さらに光の当て方で本当の立体にみえる。なかなか素晴らしい、生かし方だ。(住所:東京都豊島区南池袋1丁目12−6 近辺)

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アプローチが商店街、大曽根商店街の銭湯「太平館」。アプローチの入り口が壁と格子になっていて境界を作っている。商店街がミックスで面白い、ただ残念なのがお店が閉まっていて、活気がないところ、空間が面白いのにもったいない。アプローチの入り口の看板が「寿司処 寿司正」となっている。この寿司屋は右手奥の店。

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手前からの全景写真。商店の壁に穴と格子があり、そこを潜った先に、銭湯がある。

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銭湯の玄関写真。この銭湯、黒色温泉(天然ラジウム温泉)でおすすめです。(住所:神奈川県横浜市港北区大曽根1丁目25-2)

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なぜだか最近、壁の植栽の紅葉に目がいく。よく見るとこれがとっても綺麗だったりする。色もそうだが、壁をひろがってゆく形態に興味をそそられる。(住所:東京都渋谷区神宮前1丁目23−26近辺)

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近くにある三ツ池よりも小振りな二ツ池。周囲は道路と住宅地域に囲まれたところ。その風景がいい感じ。夕方は水面にその世界が写り込み、とても綺麗。もう少し風がなければ上下ひっくりかえしても同じ感じだ。調べると竜の伝説がある池でもある。(住所:神奈川県横浜市鶴見区獅子ケ谷1丁目24-16近辺)

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ブラタモリ・神宮外苑に出てきた外苑にある、ちゃんぽんで有名な「水明亭」。もともとは休憩所だったところを増築してこんな形になった建物。夜行ってみたら、先週から夜も営業している。なんだか面白い穴場のお店になるような。(住所:東京都新宿区霞ケ丘町11−2)

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神宮外苑にある聖徳記念絵画館。真ん中の頭のドームの形態があまり好きになれず、興味がない建物だった。ところがライトアップでその頭のドームが見えない。そうすると全体の構成、デザインが意外といい感じにみえてくる。ライトアップも美しいし、石の目地がとても美しい。(住所:東京都新宿区霞ヶ丘町1−1)

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少し行くのが遅かった、昨日の雨で8割の銀杏の葉が落ちていた。しかしその分、道路が銀杏の絨毯だ。周囲の夜の黒色に銀杏の黄色ってなかなかいい取り合わせだ。(住所:東京都新宿区霞ヶ丘町1−1近辺)

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よく見るとなんだか絵に見えてくる。地形図みたいにもみえる、千駄ケ谷トンネルの天井絵。実はこれメンテ調査でコンクリートのヒビを何ミリかも含めてかいているのですね、なんだか面白い。(住所:東京都渋谷区千駄ケ谷2丁目24−1近辺)

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新橋駅を少し浜松町方向にいった芝口橋ガード下と日蔭橋ガード下。実はここがガード下の中で一番好きだったりする。2つの通りが線路と約45度で交わることで、色々な空間を作っている。このズレから始まる不思議な空間のつながりに興味がある。正面にみえるのが芝口橋ガード(架道橋)。ここにはトイレ、自転車の駐輪場がある。ガード下にある自転車の駐輪場もめずらしい。

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2つのガード下が交わる。正面にみえるのが日陰橋ガード(架道橋)。そのガード下の少しいった所からお店がある。途中の線路ガードは一部新しいもの変わっている。斜めの構成がお見事。

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2つのガード下が交わる。日陰橋ガードを少し入った所から外側、芝口橋ガード入り口をみる。芝口橋ガードにはトイレと駐輪場がある。

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芝口橋ガードの反対側、左にはお店がある。上部の線路ガードの斜めの構造体がカッコいい。ネットフェンスにぶら下がる自転車のなんだかシュールな風景。(住所:港区新橋3丁目25−17近辺)

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三田の慶応仲通り商店街の脇道、「まんまや」路地かどの庭園とベンチ。路地曲がりと壁面庭園の好例。それにしても赤い和傘が庭園よりもきいている。(住所: 東京都港区芝5丁目20-20近辺)

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