夜散歩のススメ

上野タケシがススメめる夜の散歩。

2013年06月

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きれいに再開発されて、高層建物が立ち並ぶ品川駅港南口(東口)。その駅前の一街区に路地型商店街がある。地図で見るとこの1街区(港区港南2丁目2)だけ、細かく路地が通る。昔の品川駅の東口の名残がこの一角にのこるっている。

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この一街区への入口は建物間の隙間なようなところ。6つあるうちの一つが上の写真だ。知らないとなかなか入れないエリアでもある。街区の周辺はビルは高いものが多く、なおさら内側の路地町は隠される。

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路地は大きくわけると東西にL字の路地が2本、その間につなぐ真ん中路地が2本ある。上の写真はその中の北側のL字でわずかにクランクしているところ。真ん中右に曲がると真ん中路地の1本がある。

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真ん中路地の一つ、この通りは細く、配管もあり、2階が斜めにせりだしている、いい路地だ。細い路地は、段ボールやゴミ箱、さらには自転車なんて置いて、さらに歩くスペースが狭くなる。

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写真は真ん中路地の2本目、ここの右側には普通の住居がある、路地上の隙間からインターシティ品川の楕円の超高層がみえる。このエリアの周辺との関係を表すいい景色だ。(住所: 東京都港区港南2丁目2)

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外壁がでこぼこのPCカーテンウォールが特徴の昨年できた「新宿イーストサイドスクエア」。夜に行った地下と1階のランドスケープ(デザイン/三菱地所設計、ソラ・アソシエイツ)が思いの他よかった。地下から見える天井の丸い穴や、天井壁のつながる曲面など特徴的だが、大小幾つかある曲面円の池とその周りの石のベンチがいい。ベンチ下の間接照明で浮いているようにも見え、逆に池の水が黒く闇になり、不思議な存在感になっている。特に夜は大きな階段や池のベンチでなんとなしに座って時間を過ごしている人がいる、それがとてもいい。(住所:東京都新宿区新宿6−27−30 )

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大井町駅の東側、ロータリがありその先に、立会川の暗渠緑道がある。道沿いにしばらく行くと、周囲を高層建物で囲まれた、道を挟んだ2街区の一角に不思議な飲屋商店街がのこっている。

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こちらは、もう一つの街区の方。なかなかの風情をかもちだす。角の建物、その左に三連の切妻屋根が繋がる、街角に対する形態もオモシロイ。

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こちらのエリアも路地は道に対して斜めに接している。建物も斜めになり、通りと路地の関係がいい。

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路地に面するお店は、だいたいやっていているいい感じの飲食商店街。リアル路地って感じがする。周りの高層マンションとの対比も面白い風景となる。

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(住所:東京都品川区大井1丁目21と22エリア)

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茅ケ崎市にある茅ヶ崎公園、その野球場の脇にできた「平和記念碑(設計:篠崎弘之建築設計事務所、2009年)」。穴のあいたFRPの卵が斜めに建ち、その中に黒い石の記念碑がある。写真は後ろの築山からだが、地形のデザインやその風景がとても美しい。微妙なレベルの違いや、スケールもよく緩やかな、いい場所となっている。
そこで高校生がたむろしていて、気勢をあげていた。囲われて入れない使えないスペースよりもいい、とってもいいスペースとなっている。

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(住所:神奈川県茅ヶ崎市中海岸3−3−11)

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東急大井町線の大井町駅と下神明駅の間、品川区役所前交差点から西側にある、ガード下住居飲食群。とてもいいガード下風景である。ところが高架の補強工事で立ち退き改修となっている。写真左の先はもう仮設壁でもう解体始めている。

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のこり3件は合板で開口部が塞がれて、最後の1件だけ営業している。この風景が新しくなるのはさびしいが、この合板張りの表情がなんともいえなくいい。順々と閉鎖という物語とあいまって不思議な良さが表れている。(住所:東京都品川区二葉1-8エリア)

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荒木町の策の池がある窪地に降りる道は、分かれていたりするが主に6つある。そのうち4つは階段で、もう1つが細い蛇行道、車が通れるのは1つだけだ。しかもその6つがそれぞれ面白い。その中で策の池の南側、やや幅も広い石畳で、曲がり方や風景といいがいい。写真右の池の方に流れていく感じもいい。できたら6つの道を全部歩いてみてはどうだろうか、きっと面白い。

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別の日(2015年6月10日)、夕暮れ時の階段。この曲がったところがいい。

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建物上から階段を覗く。美しい路面が見える。(住所:東京都新宿区荒木町10−30近辺)

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四谷の荒木町は花街あり、路地あり、階段あり、そして窪地に池がある。ここ「策(むち)の池」は、長さ130m、幅も20〜40mという大きな池だったとあるから、ほぼ窪地が池だった感じだ。

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いまはごく一部だが、これはこれで面白いスペースとなっている。先週の日曜日の夜に行ってはじめてここに人がたむろしていなかった。それくらい人が集まる不思議な場所でもある。酔っ払いだったり、近所の学生だったりと。人がいなかったので、じっくりと眺めて官能してみた。

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策の池を奥の方かみる。光の関係で樹木がライトアップされているかのようである。(住所:東京都新宿区荒木町10−9付近)

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新宿3丁目にある、1951年創業の老舗居酒屋「どん底」。壁面緑化のお店に「どん底」の看板がいい、それよりもこの通り横丁がとてもいい。先方の中華屋は道に机がでていて道路を占拠している、このエリアでは珍しい。(住所:東京都新宿区新宿3丁目10−2 )

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神田明神のすぐ近くにある明神男坂、そこにある住宅、なんだか立ち姿がとってもいい。やはり苦労もみえて、裏からみると4階建てだが、こちら側からは4階から入るようになっている。4階のはねだし、3階の隙間とボリュームも面白いが、2~4階のサッシュの違いも面白い。2階はガラスブロックとサッシュ、3階は三枚引違、4階が2枚引違とその半分の高さ。いろいろ読んでみると意図がだんだんわかってくる。(住所:東京都千代田区外神田2丁目7−4近辺)


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上野ガード下「五條町橋高架橋」で顔を発見。眉毛に目があり、唇もある。鼻がないが、これはこれでなんかいい感じがする。(住所:東京都台東区上野6丁目11エリア)

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上野ガード下は、それぞれが違っていて面白い。まずは「五條町橋 高架橋のガード二股」を。ここは高架橋と高架橋の間に隙間があり、通路になっている。

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さらに進むと、先方でぶつかる道が「五條橋 架道橋」。手前左の店はもう、店をしめて掃除中だ。なんといっても二股鉄骨ガードの風景が素晴らしい。正面左の店が「大統領」という居酒屋、23時頃には他の店前に机がならび、架道橋下を占拠している感じもいい。

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架道橋下を西側にでたところ。ガード下の店のはみ出た感じが凄い。東京の中のアジアンテイスト炸裂という感じがする。

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この五條町橋高架橋の下には幾つかの脇道があり、これがとても面白い。ここはその一つでレトロ調にお店をしているが、対面の壁などが古くいい感じにあっている。

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もう一つの脇道、この通りは壁一面、配管や室外機で埋められている。映画ブレードランナーの世界を越えて未来世紀ブラジルに近づく感じだ。(住所:東京都台東区上野6丁目11近辺)

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キムチ横丁だが、手元の地図にはコリアンロードと通りには書いている。いろいろな名前がある。そこにある焼肉「大門」、食品サンプルケースが長い、入口以外はすべてという感じだ。その上の長い看板もいい。2階からは黒くて光がなかったので、これは不気味な良さがある。屋上の看板はこの辺は、フレーム組んで壁から飛び出ている。正面からみるとそれが鶏冠みたいで、なんだかスゲー写真になってしまった。(住所:東京都台東区東上野2−15−6)

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上野駅近くにある、キムチ横丁(旧国際親善マーケット)。ここは東京都内で最も長い歴史があるコリア・タウン。
駅近く南東側にあり、以前はこの通り近辺が賑わっていたようだが、今はこの一角と裏路地がいい。

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この裏路地の雰囲気、そこに面する店構えもいい。中に入っていくと、そこには看板が大きな店があり、真ん中には提灯が吊るされている。路地にある東京苑、「東京でちょっと有名な焼肉屋さんです」という説明が面白い。

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夜遅いこともあり照明も落ちているが、なかなか面白い路地だ。表通りのお店の倉庫だったり、お店入り口と混在して不思議な通りだ。表通りに面する途中にも中にいく路地がある。この路地空間も面白い。

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表通りに面する店もなかなか面白く、看板が大きく飛び出るところが特徴でもある。(住所:東京都台東区東上野2丁目15−5近辺)

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昔の名前は「江戸屋旅館」。看板には「昭和30年代のオールドファッションスタイル」と書かれている。内部が新しくなったみたいが、ここから見る、窓の配置が面白い。おそらくは和風の地窓だと思うが、窓の高さが低くバランスが面白くなる。建物が建っているところも坂の上でとてもいい位置。写真左が下がっていて、駒込駅のホームがみえるところ。(住所:東京都豊島区駒込1丁目33−5)

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国立代々木競技場第二体育館、昼夜とわずイイデザインだが、夜は光りが漏れる姿が素晴らしい。

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形も凄いがチラッと見れる光りと天井に惹かれる。吊り構造の曲面天井の流れるような光りだ。

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大学のバスケットゲームをやっていて無料で入れた。一本の構造体から吊構造の屋根が広がる、巻貝のような空間。
見る所で天井の形が変わる。写真左側からのカットの方が天井全体がみえる。

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なんといっても、真ん中に構造体、右に入口、左に競技スペース観客席のカットがカッコイイ。やっぱり凄い。(住所:東京都渋谷区神南2−1−1)

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北区(一部は豊島区)にある商店街、01霜降銀座、02染井銀座、03西ヶ原銀座、04ふれあい通りは、つながっている。ほとんどお店がしまった後だが、通して散歩してみた。(住所:東京都北区西ヶ原1丁目55近辺)

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01霜降銀座商店街:JR駒込駅の北、霜降橋の交差点近くである。表の金属看板はいいとは思えないが道も細く、暗渠の上の商店街で面白い。「しもふり」の白い看板が街灯の下についている。(住所:東京都北区西ヶ原1丁目59—9近辺)

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02染井銀座商店街:道幅が広くなるが、道の蛇行が川跡を感じられ、歩くのにとてもいい。「そめいぎんざ」の黄色い照明看板が街灯についている。(住所:東京都豊島区駒込6丁目26近辺)

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03西ヶ原銀座商店街:は、商店とか街並みが落ち着きはじめる。「西ヶ原銀座黄色」の垂れ幕が街灯についている。(住所:東京都北区西ヶ原4丁目3−21近辺)

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番外:右側が西ヶ原銀座、左側がふれあい通りの交差点。すこし斜め道路が交差点からはなれる、変形6差路。道路の床記号が面白くいい交差点。(住所:東京都北区西ヶ原4丁目3−16近辺)

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04ふれあい通り商店街:この通りになると、商店と住居の数がだいたい同じくらいに。それはそれでなんかいい商店街みみえる。(住所:東京都北区西ヶ原3丁目54−7近辺)

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夜歩いていると住宅からもれる光が綺麗だと思うことがある。そのほとんどが台所だったりする。あまり写真に撮っても絵にならなかったが、ここは美しい。吊戸棚に吊られた食器などの影がとてもいい。よく見ると上の光窓と換気扇の一体化やその下の庇とか実に細かくよい設計をしている。(住所:東京都北区西ケ原1丁目53-17近辺)

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街灯が建物に近いせいもあるが、外壁がレリーフのようにでっぱり引っ込みがあるように見える。三軒の長屋のようにもみえるが正面は左道路側でこちらは側面。1階真ん中の蛍光灯照明がもれる窓が、逆に綺麗にみえるぐらい、神田のこのあたりの照明はネオン色の暗くていい感じでもある。(住所:東京都千代田区鍛冶町2丁目5−4近辺)

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神田川を渡る橋「神田ふれあい橋」、何か惹かれる橋の一つだ。JR東北・上越新幹線の下にある。しかしどういった経緯かわかないが、鉄道の線に対して斜めとなっている。ここから見ると上と下でねじれているように見えて面白い。手摺の紫色と視覚障害者用ブロックの黄色が妙な色合いであっている。

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反対側から見ると、離れているのがだんだん近づく感じだ。(住所:東京都千代田区神田佐久間町1丁目8−4近辺)

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道路から10段下がった所に位置するからか、妙に落ち着く秋葉駅近くの柳森神社。ネオンライトが街の光りが相まって、妙に不思議な雰囲気を演出する。写真の真ん中「おたぬき様」は「他抜き」と、他に抜きんでるという意味で、「勝負事、立身出世、金運向上」にご利益があるとされる狸である。ご利益通り、抜きんでる写真となってしまった。

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境内を出て川を背景に撮る、ここには2つの隙間がある。一つは社殿と住居(おそらく)の間にあるお庭という隙間。もう一つは向こう、秋葉のビル群との間にある、神田川という隙間。神田川は見えないが、近景・中景・遠景の中景として、ぬけているので面白い空間になっている。(住所:東京都千代田区神田須田町2丁目25 )

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