夜散歩のススメ

【夜散歩のススメ5ヶ条 :上野タケシ】         01、心の余裕、頭の整理ために歩くべし。         02、なるべく距離を長く歩くべし。            03、昼間と違う世界を見るべし。              04、光を見て、影を見るべし。              05、少しわからない異空間を歩くべし。

2012年12月

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原宿駅の脇に通称「宮廷ホーム」がある。名称は「原宿駅側部乗降場」、「北部乗降場」、「北乗降場」、「帝室御乗降場」、「皇室専用ホーム 」といろいろあり、お召し列車の発着使われるホームだ。本日深夜の雨、普段も使われないホームの白色がなおさら、この世のモノとは思えない表情をしていた。


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後日の通りの先にみえる白い格子と屋根柱。(住所:東京都渋谷区千駄ケ谷3丁目26−9近辺)

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原宿は観光地で、人がはけるのが意外とはやい。

人がいない深夜の竹下通りは、店構えもあるが、いったいどこの国って感じだ。

 

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続いて夏の写真だが少しまだ人がいる通り。夜はこの絵で独特な雰囲気をかもちだす通り。

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シャッター絵は店の人からしたら迷惑だろうが・・・。(住所:東京都渋谷区神宮前1丁目—6−9近辺)


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原宿駅の駅舎は1925年に建てられた、ハーフティンバー様式。写真左側の風見鶏がある多角形の塔がある方が有名です。しかしよく見ていると、その右側、おそらく増築か改築で屋根が一部切られて斜めの臨時改札口の所と、長いスロープの構成がだんだん面白くなってきます。特にスロープは道路が右に下がってゆくのに反して、上がってるので立面カットにすると綺麗にみえます。(住所:東京都渋谷区神宮前1丁目18−2近辺)

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上を京急線、下をJRが通り、ここ八ッ山橋で立体交差する。この鉄橋の力強さが美しい。鉄橋の向こうが品川駅で、左側が西口、右側に東口の超高層がみえる。(住所:東京都港区港南2丁目17−1近辺)

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品川のインターシティとグランドコモンズに挟まれた「品川セントラルガーデン」。オンサイト計画設計事務所がランドスケープデザインをしている庭園だ。現代庭園の中で、フォーリーなどの東屋などちりばめられた作品でもある。

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建物群と庭との関連がこれほどうまくいっているの少ないと思う。10メートルを越える3階レベルに回廊が囲っていて、あたかも緑の谷の上を飛んでいるようだ。1階の地面のレベルは庭の出入り口が一番高く真ん中に向って下がっていてスリバチ状になっている。またさまざまな仕掛けデザインがあり、歩いているだけでとても楽しくなっている。


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(住所:東京都港区港南2丁目16−3近辺)

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高低差約23メートルの行人坂。集合住宅だと7階分くらいの差がある坂も凄いが、その向こうにみえる高層ビルとの対比が凄い。

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行人とは行者のことで、かつてこのあたりはたくさんの僧がいたらしい。江戸三大大火のひとつ、「行人坂の大火」の放火の火元になった大円寺が、坂の途中にある。その山門の左手に坂守天人のほこらがあり、漏れる光がきれいで坂の景の一部となっている。(住所:東京都目黒区下目黒1丁目8−5)

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谷戸前川緑道の中間に大きく曲がった所、高さが上がった所に大塚山公園がある。その公園の高さから見下げた、谷戸前川緑道とブルーの階段、台地との関係がいい感じの風景になっている。階段のデザインも側面壁が折れ曲がったつなぎの仕掛けとしてはカッコいい。遠くに目黒のビルが借景になっている。

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※2015年10月4日の写真。(住所:東京都目黒区目黒4丁目5−21近辺)

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歩道だけ階段で、車道はスロープというパターンは幾つかある。なんでそうなったのかは、時代の流れでいろいろであろう。
 

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しかしこの階段なんでこんな局所的に残ったのだろう、興味がわく。そのデザインもなんだかカワイイ。(住所:東京都港区南青山7丁目4−17近辺)

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渋谷区東に点在してある國學院大学、その3号館がある街区のエントランスが広場といい感じの庭になっている。
 

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そこに社が見えたので入ってみると拝殿と本殿がある。独立した拝殿形式は珍しく、光が美しく入っている。柱の陰にひかれてみたものの、少し感がると柱の裏の灯籠があるので、こういった影が床にでるのか。その灯籠の配置がいいのかどうかはわからないが。帰ってからHPをみると神殿という表記になっていた。(住所:東京都渋谷区東4丁目10−28)

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夜中の渋谷、キャットストリート。たぶん今年から変わった丸輪の照明。

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ものすごく目につく、少し大きいすぎないかと思うが、重なると綺麗。(住所:東京都渋谷区神宮前6丁目7−8近辺)

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南北口とも非常に整備されて、昔の立川駅周辺の面影が少なくなった立川駅周辺。北口の東側のビルの後ろの路地、半分は住宅街の所に、燦然と輝くやぐらに「立川屋台村 ヤタパラ」と書いてある。

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この屋台村、なんだか少しはずしている感じが立川の昔の姿を少し感じる。

 

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中の路地はT字型で、隅に社もある。
しかし場所がらか、ラブホテルにしか見えないな~、不思議な立川。
(住所:東京都立川市曙町2−16−1近辺)

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宇田川緑道の渋谷―代々木八幡の間、そのやぶれかけ、壊れかけ、しかし何とも言えないたたずまい、謎の光子館。ネットで調べたら、ガチャピンやムックなどいろんな番組で見かける着ぐるみや人形達を作製している会社だった。そこの製作スペースといったところか。(住所:東京都渋谷区神山町9−15近辺)

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実家のある所沢、11時ごろ人が全くいない旧商店街を歩いてみる。寂れてはいるが、これが実にいい感じの店舗がポツポツある。この辺りは川越の蔵造りの影響もあるところ。されに朽ちている商店街の屋根、雑なデザインもなんともいえない。(住所:埼玉県所沢市金山町17−1)

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この町には何か惹かれる匂いがある。なかでもこの通りの雰囲気は日本ではない。福富町西通、福富町仲通、福富町東通の3つのエリアの真ん中を貫く道路。

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その通りある不思議な庇、反りあがった片持ち屋根で柱がない。構造的な意味もあるかどうかわからないが、あまりみかけないデザインでもある。戦後のアメリカ軍のかまぼこ兵舎から、その後の歓楽街、風俗街という歴史からか、なかなかイカガワしくていい感じだ。10年前よりは安全になった感じだが、パワーのある町でもある。(住所:神奈川県横浜市中区福富町仲通3−4近辺)

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青梅の町屋の玄関、玄関の間がよくわかる。夜になっても引き戸をしめず、明かりもあり、外に開いている。しつらえの雰囲気も良く見える。ガラス戸の向こうが玄関、障子戸の向こうが玄関の間で台があり、だるまが置かれている。上に神棚もある。次の格子戸&障子の向こうに部屋がある。この段階空間はなかなか都心の狭い家じゃ無理だな。外部の植栽も配置もいい。(住所:東京都青梅市西分町1丁目近辺)

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